「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「ああ〜ん、あんあん」(室井佑月)

テレビで良く拝見する作家の室井佑月さん。著作は初めて読みました。(・∀・)

「恋愛、結婚、出産。女の幸せを手に入れた…はずが、「このエッセイは男の裏切りを知らず恋に酔ってる馬鹿な女の戯れ言集なんざんす」(あとがきより)。男 運の悪さもなんのその、オヤジ臭をふりまきながら愛のパワーで猪突猛進。これがあたしの人生じゃ!文句あっか!?三十路女の本音爆裂、パワフルな室井ワールドへようこそ」そのエッセンスを紹介しよう。


・一発当ててやる、と野望を抱いて上京し8年、当時考えた人生計画は、三十年修行をして、50歳からは夢のような生活をするものだ。今んとこ、すごく遠回りしならがらなんとか計画通りに人生を歩んでいるが、油断してはならん。ゴールまでの道のりを邪魔する輩はたくさんいる。男、だ。男は「恋」という魔法を使い、あたしを堕落させる。その魔法にかかると、あら不思議、男の夢が自分の夢に思えてくる。


男を好きになると、四六時中、あたしはその男とべたっとくっついていたくなる。一緒に飯を食いたいし、一緒に風呂に入りたいし、手をつないで寝たい。そう思いだすと、一人で飯も食えなくなるし、風呂も入りたくないし、眠れなくなる。およそ人間らしい生活ができなくなってくる。


もう同じ間違いは、繰り返したくない。しかし、気がつくとやっぱりおなじことをしている。それは、たぶんあたしが、「処女だから」だ。あたしの定義によれば、あたしは「処女」である。あたしは二十代後半だというのに、男を六人しか知らない。初潮が来てから二十歳でー0人〜5人、二十歳〜三十歳までー0人〜10人、をあたしは処女とみなす。したがって、エッチな小説を書いていようが、読者の性の悩み相談にのってようが、二十七歳で六人しか知らないあたしは「処女」である


・「anan」読んだ?セックス特集号。それにあたし、出してもらったんだ。変態座談会という企画で。AV監督であたしの親友の伊藤ちゃん、SMクラブの女王様、大人の玩具ショップのオーナー、この三人から正しき変態についてレクチャーを受けたの。あたしゃ、目から鱗が落ちたね。変態ってすばらしいよ。器具とか使うから、細やかな配慮ができる人間じゃなきゃ駄目なわけ。他人の身体を慈しむわけだから。心の優しい人間しかいないわけよ。テーマは「愛」と「夢」。宝塚とおんなじだよ。あたしゃ、その昔、宝塚の追っかけやってたからね。そりゃあ、興味持っちゃうじゃん。


へえ〜!女性ってこんな風に思ってるの〜!?おもしろーい!オススメです。(・∀・)