一日一冊一感動!小野塚テルの『感動の仕入れ!』日記

タイトルは、『一日一冊一感動!小野塚テルの感動の仕入れ!』日記。 毎日の読書、映画、グルメ、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。(ときどき「酒場のギター弾き」「B級グルメ」も紹介します)

「イントロの法則80's 沢田研二から大滝詠一まで」(スージー鈴木)

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もうすぐ平成が終わり「令和」が始まる。まさに時代の境目。同様に、1970年が終わり、80年は始まった頃、それが歌謡曲からニューミュージックへの移行時期だったね。(・∀・) ♪

 

さてこの本。「日本音楽史上最強の1980年代、数々の名曲のイントロに耳を傾けてほしい。あの時代のプロフェッショナルたちの野望と情熱に触れれば、わずか十数秒で心をつかむ魔法の秘密が知りたくなるのだ……。歌謡曲とニューミュージックが、緊張感をはらんだまま融合し、90年代のJポップへと変質していくまでの一瞬の奇蹟、「最強音楽」の秘密に、スージー鈴木が迫る」そのエッセンスを紹介しよう。


「イントロ本のアウトロ」として今回取り上げた40曲の中の「トップ10」を決めてみる。これはもう、客観を主観がかなり上回っている。

1位 渡辺美里「My Revolusion」
2位 大滝詠一君は天然色
3位 沢田研二TOKIO

→ 謡曲史上、もっともかっこいいイントロだと思っている。そして「最もうさんくさい」

4位 田原俊彦「抱きしめてTONIGHT」
5位 薬師丸ひろ子探偵物語
6位 佐野元春「アンジェリーナ」
7位 米米CLUB浪漫飛行
8位 寺尾聰ルビーの指環
9位 安全地帯「ワインレッドの心」
10位 松田聖子青い珊瑚礁


上田正樹「悲しい色やね」→今になって思うのは静岡出身の康珍化(かんちんふぁ)が書いた、一種の「ニセ大阪弁の歌詞だったことも、ヒットの要因として大きい。普通なら「悲しい色やな」「悲しい色やで」ではないだろうか。


ゴダイゴ「ビューティフル・ネーム」→ ミッキー吉野の才気煥発。このイントロの編曲と銀河鉄道999の感想は出色である。この曲で日本人は初めて、管楽器の音の快感性に自覚的になったのではないかと思う。歌に入るところでいきなり4度上に転調するのもいい。


斉藤由貴「卒業」→25秒間もある、その長いイントロの印象を規定するのは、6小節目まで何度も繰り返されている「♪ピキピキピ……」というシンセの上昇フレーズである。イントロを含め、この曲の印象を強く規定しているのは、斉藤由貴のボーカルと武部聡志の編曲がもたらしている、独特の質感に他ならない。その質感をあえて言葉にすれば「ふわふわした感じ」.


オフコース「Yes・No」→ 非常に細かい工夫なのだが、歌メロに入るとき、キーが半音上がるのだ。(B→C)この効果は何気に絶大で、歌詞「♪今なんていったの?」と合わさって、「『他のこと考えて』いたのに、ふと現実に戻る感じ」が、とてもよく表現されている。


早見優夏色のナンシー→ 高校時代の私は、早見のことを「世界でいちばん美しい生き物」だと思っていた。ピッピッピッ……とシンセが鳴り響き、コードが半音で上下する非常に独創的なイントロ。この弾けるようなイントロに加えて夏色のナンシーという、まったく意味不明だがなぜがピンとくるタイトル。

 

いいねえ……「流し」をやっていても確かにこのナンバーのリクエスト、多いもんね。オススメです。(・∀・)♪

 

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