「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「ヤクザ式 最後に勝つ「危機回避術」」(向谷匡史)

   


ヤクザ式 最後に勝つ「危機回避術」 (光文社新書)


先日、このブログで紹介したヤクザ式ノウハウ。おもしろかったね。(・∀・)


「ヤクザ式 一瞬で「スゴい!」と思わせる人望術」(向谷匡史)
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20180722


さてこのシリーズは役に立つなあ、なかなかない情報だなあ。どうやって取材したんだろう?(笑)


「常に戦場にいるプロは、危機を無傷で切り抜け、得を取る!ヤクザ界を長年見てきた著者が教える、現代社会のあらゆるリスクを察知し、窮地に陥らないための「したたか者」の護身術!一流ヤクザほど、そんな危機のタネを鋭く察知して未然に防ぎ、もしコトが起こっても賢く逃げる。常にリスクに晒されながら生きる者たちから学ぶ、トラブルを無傷で切り抜け、かつ得を取る最強の自己防衛術」そのエッセンスを紹介しよう。


怒りにまかせてケンカするーこれが、かつてのヤクザだ。こんな小さなことでしょっ引かれると死活問題に関わる。実は、いまや多くのヤクザが相手にぶつからないよう気を配って歩いているのだ。


・「暴対法に暴排条例で、わしら、いつ引っ張られるかわからへん。ま、言うたら、交通事故みたいなもんや。自分は安全運転しとるつもりでも、事故に巻き込まれよる。せやから、気配り目配りで、後ろのクルマが信号で止まらんかったらどないするか、横から出てくるクルマが一時停止せぇへんかったらどないするか。横丁からガキが飛び出してきたらどないするか……そんなことを考えながら毎日を送っとるんや」


「危機回避術」においてプロ中のプロであるヤクザの処し方に注目したのが本書である。危機感知センサーの磨き方から対人の護身術さらに聴きに直面したときの対処法まで、あらゆる角度からヤクザ式のノウハウを紹介した。


・暴力を背景に、弱肉強食の世界で仕事(シノギ)をする彼らの日々は、綱渡りのようなものだ。他組織とは食うか食われるかの関係にあり、抗争となれば命を落とすかもしれない。「先のこと考えたら、正直、生きちゃいけないよ。だから明日のことは考えないようにしているんだ」


・たとえていえば、ヤクザ社会はジャングルで、組員はそこに生息する生き物たちだ。弱肉強食の世界にルールはなく、一瞬でも気を抜けばたちまちエサにされてしまう。だから猛獣であれ、昆虫であれ、生き残るために “危機センサー ”を研ぎ澄まし、四方八方に最新の注意を払う。「畳の上で死ねない」という危機感が、防御意識をより強く喚起するのだ。


一流ヤクザは「危機に陥ったときにどうするか」ではなく「危機に陥らないためにはどうすればいいか」を考えて行動する


・有能なヤクザの返答は早い。とりわけ「ノー」は即座に言い切る。間を置くと逡巡しているように思われ、相手はここぞとばかり押し込んできて、窮地に立たされることがあるからだ。


・掛け合いに限らないんだけど、何事においても、大きく次の三つを常に想定している。ある、あり得る、あり得ないー分けておいて、すぐに返答できるように“もしこうなら、こうだ”と決めておくわけさ。「俺なんか、あり得ないと思うことまで想定しているんだからさ。想定外ということはあり得ないんだ。お前、息をするのに疲れるかい?それと同じで、習慣にしてしまえばいいんだ」危険が存在するかもしれぬ、という意識で臨むのだ。


「なぜ相手はその言葉を発するのか」「なぜ、ニコやかな顔を見せるのか」「不機嫌そうなもの言いの原因は、どこにあるのか」相手の心を探ろうと、何食わぬ顔を見せながらも頭の中は猛スピードで回転しているのだ。


・女性であれば「痴漢!」と叫ぶ。男性なら110番してください!」と叫ぶ。


なーるほどねえ。深イイなあ。ノーテンキなワタシには必要なノウハウだな。オススメです。(・∀・)


   


ヤクザ式 最後に勝つ「危機回避術」 (光文社新書)