GWの谷間の日だね。来年のこの日は改元で大盛り上がりだろうねえ。「平成」の次は何になるんだろうねえ。(・∀・)
さて、この本。お釈迦さまの教え「仏教」をとてもわかりやすく解説する第二弾。著者は、仏教講師だって。お坊さんじゃないのかな!?心が和み、「よし。今日からさっそく幸せのタネをまこう! 」と明るく前向きになれる1冊。そのエッセンスを紹介しよう。
・お釈迦さまは、私たちの運命は、手相や、星座、生まれた月日や、名前で決まるのではないのですよ、自分の運命を生み出している原因は自分の行いなのですよ、と教えられています。手相や生まれた月日、名前を、ころころ変えるわけにもいきません。でも、自分の行いは、今日から変えることができます。そして自分の行いを変えれば自分の運命を変えることができるのです。
・「運がいいとか、悪いとか、初めから決まっているのではないのですよ。善い運命になるのも、悪い運命になるのも、それに応じた原因があってのことですよ」と教えられています。
・「暇つぶし」を、英語でkill time といいます。kiii=殺す、time=時間、ですから「暇つぶし」というのは自分の時間を殺していることになるのです。生まれてから死ぬまでの時間が、その人の一生です。その時間を使い切った時が、その人の人生の終わりです。人生は短い、という無常の現実をよく見つめると、限りある毎日を精一杯大切に生きようという気持ちになります。食いなき人生第一歩は、今日という日は二度と来ないということをよく見つめることなのです。
・善因善果……善いタネからは善い結果
悪因悪果……悪いタネからは悪い結果
自因自果……自分のまいたタネまきの結果は自分に現れる
「幸せのタネをまくと、幸せの花が咲く。苦しみののタネをまくと、苦しみの花が咲く。タネとは、あなたの行いですよ」
・私たちは、未来の出来事のストレスが強いほど、そこから目を背けようとします。そして、忘れさせてくれる楽しいことに逃避したくなりますが、そんな時は要注意です。結局、先延ばしにしてしまうだけで、問題の解決にはならないことが多いのです。目の前に、嫌なことや不安なことがある時、「ここだ」と思って、目を背けずに向き合うことができれば、必ず、今よりよい方向に向かっていくことができます。
・お釈迦さまは、怒りについて、次のように教えられています。
「怒りの蛇を、口から出すのは下等の人間。歯を食いしばって、口から出さないのが中等。胸に蛇は狂っていても、顔に出さないのは上等の人間である」怒りの蛇は、誰の心にも逆巻いていますが、忍耐してこそ幸せになれると説かれています。
・お釈迦さまは、腹が立った時の受けとめ方に三とおりあることを、次のように教えられています。
「水の上に書いた文字は、書いたそばから流れて消える。砂の上に書いた文字は、しばらくして消える。岩に刻んだ文字は、いつまでたっても消えずに残っている」
・「悪口に対しては悪口で、怒りに対しては怒りでやり返すのは、結局、自分を苦しめることになる愚かなことなのだよ」と教えられています。風の音や波の音に腹を立てる人はありません。どんな「うるさいな」と思っても、どうしようもないからです。さらりと流すことができれば、それ以上、苦しむことはありません。
その他、「悪人同士だとけんかにならない」は意味が、奥が深いなあ。やっぱりお釈迦さまはスゴいなあ。オススメです。(・∀・)
第一弾のこの本も併せて読んでね。