「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「たけしの面白科学者図鑑 地球も宇宙も謎だらけ!」(ビートたけし


たけしの面白科学者図鑑 地球も宇宙も謎だらけ! (新潮文庫)


この本はオモシロイなあ…!最先端の科学や技術をわかりやすく解説してくれている。ビートたけしが理系だから余計にわかりやすい。(^ν^)


「我々が暮らす地球には、解明されていない不思議がいっぱい。南極の厚い氷の下に生物はいる? 生命の起源の手がかりは深海にあった。宇宙はいくつも存在するってホント? そんな遠大な謎を解くため、極致から海の底まで地球のあらゆる場所を調査し、宇宙の果てを思考する研究者たち10人にたけしが出会った!命の始まりや遥かな未来に思いを馳せる面白サイエンストーク、地球&宇宙編」そのエッセンスを紹介しよう。


【宇宙理論の達人 村山斉】


・たけし「宇宙はどんどん新しいことがわかってきているんですね。昔は「万物は原子でできている」と語ったけれど、最新の研究では、その原子では宇宙全体の5%もないことがわかったとか。残りの96%のうち、約23%が暗黒物質ダークマター)と呼ばれるもので、約73%を占めるのが暗黒(ダーク)エネルギーと呼ばれるものだそうですね」


村山斉「ええ、宇宙を構成するほとんどが未知のもので、我々に見えている部分はほんとうにマイノリティなんです。二つとも正体がさっぱりわからないのでとりあえず、「暗黒(ダーク)」と呼んでいるんです。


・もともと宇宙ができたときには、物質とともに反物質も同時にできたと考えられています。しかしこの宇宙には物質しか存在しません。それがまた謎なんです。多分、宇宙が始まった時には物質と反物質は同じ数だけできました。ところが、何らかの理由で、反物質の十億分の1個ぐらいが物質に変わってしまった。つまり十億分の2個だけ、物質の方が多くなったわけです。少しだけ多かったために、わずかに残った物質が、星や私たち人間なんです。


その他、「植物探検の達人 荻須樹徳 幻の植物を求めてアジア奥地へ」「地球科学の達人 鎌田浩毅 もしも富士山の大噴火が起きたら」「宇宙エレベーター 石川洋二 「宇宙エレベーター」はもはや夢じゃない」「地球微生物学 高井研 生命の起源、メタン菌って何だろう」「菌類 星野保 菌を追いかけ北極から南極まで」「辺境生物学 長沼毅 辺境に生きる極限生物を探して」「アストロバイオロジー 山岸明彦 生命誕生の秘密は宇宙にあった」「海洋動物 佐藤克文 超小型カメラが明らかにする動物の神秘」「スノーボードアース 田近英一 地球は凍った真っ白な星だった」


暗黒物質ダークマター)」ってオソロシイなあ……これが「空」というものなのかなあ……。おススメです。(^ν^)



たけしの面白科学者図鑑 地球も宇宙も謎だらけ! (新潮文庫)