「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「プロ野球「衝撃の昭和史」」その2(二宮清純)

 


プロ野球「衝撃の昭和史」 (文春新書)


とうとう待ちに待ったプロ野球が開幕したねー。ワクワクだねー!ウレシイねー!(・∀・)

今年から「リクエスト制度」が導入されたねー。過去のいろいろな歴史があって導入された。楽しみだね。

さてこの本。「数々のドラマに彩られた昭和のプロ野球江夏の21球は球史に残る名勝負として称えられ、巨人の大エース沢村の名は今も褪せることがない―。だが、その舞台裏には、これまで明かされることのなかった新事実が埋もれていた。これまで語られることのなかった12本の球界秘話が明かされる。月刊「文藝春秋」で反響を呼んだ特別連載待望の新書化」そのエッセンスを紹介しよう。


・私はスポーツライティングという仕事は刑事が犯人を追い詰めるようなものだと思っている。ゲームのキーパーソン、つまり「真犯人」が知りたいのだ。少なくとも私の興味はそれ以外にはない。だから取材する、だから検証する。余計な評論はできるだけ避け私情はさしはさまない。この仕事をやっていて埋もれていた事実の発掘ほど楽しい作業はない


江夏の21球は14球のはずだった」「沢村栄治、戦場に消えた巨人への恩讐」「天覧試合、広岡が演出した長嶋の本塁打」「江川の投じた最速の一球」「宿敵阪急を破った野村野球の原点」「遺恨試合オリオンズVSライオンズ、カネやん大乱闘の仕掛け人」「落合博満に打撃の師匠がいた」「ジャイアント馬場は好投手だったー巨人の星を目指した若者がたどった数奇な運命」「打倒王貞治「背面投げ」の誕生ー「角度を変えて投げる」バッテリーが編み出した秘策は通用したか」「清原バット投げ事件の伏線」など。


「初めて明かされる「大杉のホームランの真相」ー「100%ファウルだった」78年日本シリーズ1時間19分中断の舞台裏」


上田利治「やっぱりね、選手たちにはファウルなのに、こんなこと(判定)に屈してやれるかというムードが強かった。僕の力じゃあ、とても「審判が断を下したんだからやろう」とは言えなかった。本当は早めに引き上げようと思っていました。チームのモチベーションが上がるのを見届けて、よし再開やと、しかし、最後の最後までそのタイミングをはかれなかった…。選手に迷惑をかけて申し訳ないとの思いがずっと頭の中にあり、普段どおりの采配ができなかった。判定に関しては今でも「誤審や」と思っていますが。僕にも反省しなければならない面はあります。(試合を)ひっくり返す力があっただけに、選手には悪いことをしたと思っています」5分以上の抗議で退場が宣告できる申し合わせがセ・パ両リーグでなされたのは、この日本シリーズから27年たった2005年のことである。



……いまでもあの日本シリーズの中断は目に焼き付いている……。スゴかったねえ…。どの章も読ませる。謎解きの面白さ。オススメです。(・∀・)


追記 以前読んで、紹介してたんだね……忘れてた!(笑)こちらも読んでね。(・∀・)


プロ野球「衝撃の昭和史」(二宮清純
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20131107



プロ野球「衝撃の昭和史」 (文春新書)