今、ブームになっているのは何だろう!?ワタシの中では相変わらず「アコースティックギターブーム」「ニャンコブーム」「B級グルメブーム」かなあ。(笑)
さてこの本。「健康,アイドル,レトロ…さまざまなモノが意外なきっかけでブームになる.何がいつブームになるかは,誰にもわからないが,ブームはいつかは終わる。ブームはどのように頂点を迎え,何がきっかけとなって退潮し,終焉していくのか。クラシックカメラブームのなかに身をおき,成功と挫折を味わった著者が自身の経験をふまえ,考察する」そのエッセンスを紹介しよう。
・たまごっちの場合、そのヒットが予想を超えてしまった。バンダイは、当然ながら「ヒットする」とは思っただろうが『ブームになる』とは予想していなかった。だから、生産が追いつかなくなった。初めから、これだけ売れるだろうと予想した範囲内のヒットであれば、品薄になることはなかった。
・たまごっちは、ブームによって、当初の予想以上に売れた。そしてブームが終わり、増産時の予想より売れなかった。ブームになったことで、プラスにもマイナスにも、予想を大きく外してしまった。その結果、ブームになったことが逆に「たまごっち」の商品としての寿命を縮めてしまった。ブームにならなければロングセラー商品になっていたかもしれない。
・ブームの力は恐ろしい。バンダイは大企業だったので、このひとつの製品の大成功と大失敗によっても倒産しなかったが、これが小さな企業だったら、確実に倒産に追い込まれただろう。商品を、そして企業を飛躍させることも、倒産させることもできるのが「ブーム」なのだ。
特に、「ボウリングブーム」「横溝正史ブーム」「森村誠一ブーム」「カラオケブーム」「健康法ブーム」「古武術ブーム」「ダイエットブーム」「マイブーム」「小泉ブーム」「新党ブーム」「土井(おたかさん)ブーム」「マドンナブーム」「中古カメラブーム」など。
なるほど!ブームってこうやって広がって衰退するんだあ……オドロキ!オススメです。(・∀・)