春の足音が聞こえているね。もう春。4月生まれのワタシは自分の季節が来てワクワクしている。もうすぐ54歳。だんだん中年も後半になろうとしている。シルバー世代の足音も聞こえてきているね。(笑)
さてこの本。「昼間のラブ・ホテルはシルバー世代で一杯…大繁盛の高齢者向けの風俗店…ハプニング・バーに通う熟年夫婦…出会い系サイトを物色するシルバー世代の男性…老人ホームでの恋愛問題…老人ホームでセックスまでする高齢の男女…介護施設の女性職員が悩む入所者のセクハラ…セックス・リハビリテーション…高齢化社会の問題は「性愛」抜きでは考えられない」そのエッセンスを紹介しよう。
・私自身も70歳になった時に、自分の理想とする原型のような女性に出会いました。場末のキャバクラに勤めていた20歳を過ぎたばかりの女性です。控えめで口数も少なく、しか純情で、お金を渡そうとしても受け取らない。名前はさくらと言いました。容貌といい、姿形といい、立ち居振る舞いといい、和服姿のさくらは私好みの女性でした。そして何回目かのデートのときに、私はいきなりさくらに「君、僕の愛人になりなさい」と言ったのです。
・男である限り、性的欲望というのは、いつでもどこでも起こり得る。女性も昔から、肺になるまで、といわれていますが、男も女も灰になるまで性的欲望がなくなることはない、と承知しておいた方がいいようです。年齢とともに勃起力や性機能は衰えてくるようですが、しかし、それと性欲の衰えとは無関係で、逆に、勃起力や性機能が衰えるにつれて、性欲が高まってくるという人もいるようです。したがって性愛を抜きにした熟年世代、シルバー世代問題は考えられないということです。
・私は、男には最低二人の女性は必要だ、と思っています。一人はしっかりした妻タイプの動の女。もうひとりは愛人タイプの静の女。
・人間の心が枯れることはありません。いくつになっても、悲しい、うれしい、さびしい、悔しい、腹が立つ、せつない、羨ましい……いろいろな感情を持つことができるのです。持つことができるから人間なのです。いろいろな感情を味わうためにも、生き生きとした心を持ち続けるためにも、恋愛は必要なのです。恋愛することによって、生き生きとなれるのです。だとしたらシルバー世代にとってこそ、恋愛は必要不可欠なものです。
・ー快楽なくして老いなしー。今、この時に、快楽に酔いしれなくては損であることは、間違いがない。
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