「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「シルバー世代の性愛学」(団鬼六)

 


シルバー世代の性愛学 (ベスト新書)


春の足音が聞こえているね。もう春。4月生まれのワタシは自分の季節が来てワクワクしている。もうすぐ54歳。だんだん中年も後半になろうとしている。シルバー世代の足音も聞こえてきているね。(笑)


さてこの本。「昼間のラブ・ホテルはシルバー世代で一杯…大繁盛の高齢者向けの風俗店…ハプニング・バーに通う熟年夫婦…出会い系サイトを物色するシルバー世代の男性…老人ホームでの恋愛問題…老人ホームでセックスまでする高齢の男女介護施設の女性職員が悩む入所者のセクハラ…セックス・リハビリテーション高齢化社会の問題は「性愛」抜きでは考えられない」そのエッセンスを紹介しよう。


私自身も70歳になった時に、自分の理想とする原型のような女性に出会いました。場末のキャバクラに勤めていた20歳を過ぎたばかりの女性です。控えめで口数も少なく、しか純情で、お金を渡そうとしても受け取らない。名前はさくらと言いました。容貌といい、姿形といい、立ち居振る舞いといい、和服姿のさくらは私好みの女性でした。そして何回目かのデートのときに、私はいきなりさくらに「君、僕の愛人になりなさい」と言ったのです。


男である限り、性的欲望というのは、いつでもどこでも起こり得る。女性も昔から、肺になるまで、といわれていますが、男も女も灰になるまで性的欲望がなくなることはない、と承知しておいた方がいいようです。年齢とともに勃起力や性機能は衰えてくるようですが、しかし、それと性欲の衰えとは無関係で、逆に、勃起力や性機能が衰えるにつれて、性欲が高まってくるという人もいるようです。したがって性愛を抜きにした熟年世代、シルバー世代問題は考えられないということです。


・私は、男には最低二人の女性は必要だ、と思っています。一人はしっかりした妻タイプの動の女。もうひとりは愛人タイプの静の女


人間の心が枯れることはありません。いくつになっても、悲しい、うれしい、さびしい、悔しい、腹が立つ、せつない、羨ましい……いろいろな感情を持つことができるのです。持つことができるから人間なのです。いろいろな感情を味わうためにも、生き生きとした心を持ち続けるためにも、恋愛は必要なのです。恋愛することによって、生き生きとなれるのです。だとしたらシルバー世代にとってこそ、恋愛は必要不可欠なものです。


・ー快楽なくして老いなしー。今、この時に、快楽に酔いしれなくては損であることは、間違いがない。


「「鬼の快楽教」構想」は、いいねえ。ぜひ入信したい(笑)おすすめ(・∀・)


 


シルバー世代の性愛学 (ベスト新書)