「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「プロ野球最高の投手は誰か 名投手列伝」(工藤健策)

    


プロ野球 最高の投手は誰か: 名投手列伝


いつも議論になるのが、プロ野球最高の投手は誰か」「イチバン球が速かった投手は誰か」だ。ワタシは、個人的には、観たことがない投手では、沢村栄治金田正一稲尾和久。70〜80年代で観たことがある中では、山口高志江夏豊江川卓、最近では、斎藤雅樹野茂英雄上原浩治だろうか。


田中将大の大活躍からにわかに日本人ピッチャーの評価が高まっている。プロ野球80年の歴史の中で真に優れたピッチャーは誰か金田正一稲尾和久江夏豊から、最近の大谷翔平まで25 人の投手の列伝風評論。肩と肘に負担をかけながら全力で投げる投手たちはどのように投手生命を全うしたか。一試合100 球、年間200 イニングまでを守る大リーグと登板過多で短命に終わる日本との比較も興味深い」そのエッセンスを紹介しよう。



・生涯投球回数を見ると、かつての大投手たちは4000イニングを超えているのに、いまの投手は3000イニングがやっとだ。「大投手たちは『近頃の投手は軟弱だ。あちこち痛いといってすぐ休む』と言うが、それは野球の質が違ってきたからです。現在は打撃が進歩して、投手は多種類の変化球で対処しなければならず、肩、ヒジなどの負担が増えている。金田さんや米田さんもいまの時代なら200勝できたかどうかでしょう」とも言う。たしかに金田の400勝も投球回数3000イニングで比例計算すると217勝、米田は205勝にしかならない。


・そこで方針を変更し、現在、過去のプロ野球選手たちの投球スタイルや野球に対する考え方などを紹介して、ファンの「わが心の内なる名投手」プロ野球最高との栄誉を贈るにふさわしい投手」選びの一助にしていただこうと考えた。果たして、最高の投手としてファンの支持を得るのは誰か、ファンの想いをもっとも集める投手は誰か、ファンに最高に愛された投手は誰か、などなど……考えるほど胸が高まる。


快速球の投手たち(「スピードガンの申し子小松辰雄」、金田正一鈴木孝政堀内恒夫江川卓山口高志)」「頭脳派投手たち(江夏豊工藤公康星野仙一)」「シュートの名人(長谷川良平平松政次西本聖)」「スライダーの達人(藤本英雄稲尾和久伊藤智仁)」「たった一人の魔球派(宮田征典)」「フォークの神様(杉下茂村山実佐々木主浩)」「現代のエースたち(桑田真澄斎藤雅樹前田健太)」「メジャーの開拓者たち(野茂英雄松坂大輔ダルビッシュ有田中将大)」「新戦力は名投手の香り(藤浪晋太郎大谷翔平)」など。


ああ〜!名投手だらけだね〜!読むだけで楽しい!早く開幕しないかなあ!野球ファン必読。オススメです。(・∀・)


    


プロ野球 最高の投手は誰か: 名投手列伝