「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「続ココが違う!東京 大阪 名古屋 あなたはどこまで知っていますか

 


続ココが違う! 東京 大阪 名古屋 あなたはどこまで知っていますか?!


以前、ここので紹介した、東京、大阪、名古屋の3大都市の比較本。オモシロカッたよねー!(・∀・)


「ココが違う!東京 大阪 名古屋 あなたはどこまで知っていますか?」(平田陽一郎)
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20180215


その続編を読みましたよー!「国民食ともいえるカレー。しかし東京、名古屋、大阪では、その大きな違いがあった! この他、世界遺産に指定された和食に欠かせない「醤油」「味噌」、地下鉄や温泉など暮らしに関する違いを取り上げ、さらに各都市で暮らす人々の気質の違いも考察。前著に続き、関係者への取材、豊富な資料、アンケートから都市の個性と魅力を浮かび上がらせたデータエッセイ」そのエッセンスを紹介しよう。


「肉じゃが」や「うどん」などの料理に用いる肉は、東京では「豚肉」が、そして、大阪では「牛肉」が一般的である。カレーにも同じ傾向がある。なぜ、東京では豚肉、大阪では牛肉が一般的なのか?


田畑を耕す耕運機が普及するのは第二次大戦後、それまでは農耕用家畜として関東では馬を、関西では牛を主に使ってきた。ただ基本的に食用ではなかった。江戸時代末期、日本にやってきた欧米人が牛肉を食べる習慣を持ち込む。明治になると、文明開化の風潮から牛肉を食べることが流行する。東京では周辺に牛が少ないので、兵庫、滋賀、京都、三重などの西の地域から牛を搬送した


方や、豚肉は明治時代に入るとと豚が盛んに輸入されるようになり販売が始まるが、人気がなかった。それは豚のえさが残飯やあり合わせのものであったため、汚いイメージが強く、えさの連想から肉がくさいと敬遠する人もいたりしたからである。


しかし、明治末から大正時代になると、肉食が普及したこと、日露戦争で牛肉が不足したこと、価格が安いことなどの理由により豚肉の消費量は大きく増加する。そしてこの頃、庶民に広まりつつあった洋食の一つであるカレーライスに、東京では牛肉より低価格の豚肉が使われる。以来、東京ではカレーライスに豚肉が一般的となったようだ。一方、大阪では古くから周辺地域に牛が多かったので、明治時代以降も肉は牛肉が主であった。当然カレーライスにも牛肉を使った。


・食パン


関東では「6枚切り」の生産比率が最も高く「8枚切り」が二番目と薄めの食パンがよく食べられている。一方、関西では「5枚切り」がイチバンで「6枚切り」「4枚切り」と厚めの食パンがよく食べられている。そして中京地区では「6枚切り」と「5枚切り」がよく食べられている。大阪ではお好み焼きやたこ焼きなどの粉もんが愛され、モチモチした食感が好まれう傾向にあるので厚めの食パンのしっとり、モチモチ感が大阪人の好みに合い、食べられるようになっていったと思われる。


・漬物


東京では「しんこう」「しんこ」「おしんこ」ともいう。一方は大阪や名古屋ではほとんどいわない。「つけもん」というのが一般的である。「香々」「こうこ」「おこうこ」は昭和時代までは東京、大阪、名古屋ともによく使われていた。


その他、「熱もり蕎麦、湯通し蕎麦」「ソース」「魚」「納豆」「ねぎ」「灯油用ポリタンクの色」「地下鉄」「世話好き」「楽天的」など。


ところ変われば「食」変わるんだね。実にオモシロイ!オススメです。(・∀・)


 


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