一日一冊一感動!小野塚テルの『感動の仕入れ!』日記

タイトルは、『一日一冊一感動!小野塚テルの感動の仕入れ!』日記。 毎日の読書、映画、グルメ、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。(ときどき「酒場のギター弾き」「B級グルメ」も紹介します)

「王さんに抱かれたい」(テリー伊藤)

 


王さんに抱かれたい (ゴマ文庫)


ワタシの永遠のヒーロー、世界のホームラン王、王貞治。王さんを尊敬申し上げている。(・∀・)このブログでも王さん関連本は数々紹介してきたけど。さてこの本。タイトルがスゴいよねー!(・∀・)


「真面目、努力家、ホームラン・キング、怪物…ついこんなイメージをしがちな王貞治の知られざる魅力と真実と秘密に一方的に迫る。長嶋ファンの著者・テリー伊藤が綴った王さんへの詫び状」そのエッセンスを紹介しよう。


・高校時代のひたむきに甲子園で投球する姿、一本足打法を完成させるために荒川道場で日本刀を振り回したりする姿、野球に生かすために合気道の極意を学ぶ姿……。いまどきこんな人間がいるだろうか。この王さんの凄さを、スポーツ選手たちは、皆、忘れてしまったのではないだろうか。


長嶋茂雄の派手な引退に比べて、王貞治の現役引退は何とも寂しいものになった。最後の試合にも、引退表明の記者会見にも、2度の三冠王を獲得したときにも、4打席連続ホームランを放ったときにも、年間55本という日本新のホームランを樹立したときにも、いや、ハンク・アーロンを抜いて756号の世界新記録を達成したときですら、王は涙を見せなかった。王さんの現役時代、私たちはスターにカッコいいところしか求めなかった。スターが弱音をはける環境ではなかった。ひょっとすると、私たちが勝手に王さんを「求道者」に追い込んでしまったのではないだろうか。王さんに涙を流させる環境を作ってあげられなかったのは、実は私たちだったのかもしれない。


王貞治を支えた十か条の言葉」


1 苦しむと人間はひと回り大きくなる
1 才能があれば必ず芽が出る。あとは努力しようという気持ちだ。
1 これでいいと思ったらおしまいだと思う。いいものを求めて進んでいきたい
1 人からいわれるノルマではなく、自分自身に課するノルマが人間には必要だ
1 金と名誉はおいかけるものではない。技術が向上したら自然についてくるものだ
1 遠くに飛ばしたい。これが人間の本能のひとつ。
1 打てるという保証はない。打てば打つほど不安がでてくる
1 大事なのはよく寝ることと、よく食べること。
1 運やツキは必死になって自分に呼び込むものだ。
1 「手を抜く」という言葉ほど嫌いなものはない。


こうして王さんの言葉を並べてみるとあることに気がつく。「王さんは正しいことしかいっていない」という事実だ。ここに王さんの凄さがある。


・「ホームランを打った瞬間に相手投手との勝負は終わる。だから「どうだ」といわんばかりの態度は武士のとるべき態度ではない」


「うれしいこともあった。つらいこともあった。しかし、おやじさんやおふくろさんが働いて、しかも言葉であらわせぬほど苦労をしてきた百分の一も、おれは努力しているだろうか」


「札幌・山の手養護学校伝説〜王貞治二十歳の手紙」の直筆の字がスゴい。ナマナマしい!


・王さんは入団2年目の昭和35年から巨人軍の監督を退任した翌年の平成元年まで、30回にわたって合計33回山の手養護学校を訪れ、病魔と闘う子どもたちとの交流を続け、夢を希望と勇気を与えた。当時久保田先生は結核や喘息で入院していいた小学生の野球好きの女の子5人といっしょに、約1年間にわたって毎週近曜日に、「私たちの学校にきていただけませんか……」と便箋に王さんへの思いを書き記し、また王さんがホームランを打った翌日には「ホームランおめでとうございます……」とか欠かさず手紙を書き続けた。それに対する王さんからの返事が昭和35年6月11日に届いたのだ。この手紙を書いた当時、王さんは20歳になったばかりだった。このような達筆な手紙を、はたしていまの20歳の若者が書けるだろうか。


当時の王さんはまだ一本足打法を開発しておらず、活躍していなかった。自分のことだけで精一杯でほかのことを考えているような状況ではない。にもかかわらず、これだけ丁寧で真心のこもった手紙を書いている。さらに王さんは「かならず行かせて戴きます」と、まだ会ったことも話したこともない札幌の子供たちに約束している。言い訳もしない。ここに王さんの偉大さがある


「ひとりで心細いかもしれないけど、弱気になってはダメだ。僕だって弱気になったらホームランを打てなくなってしまうんだよ」

「この手でいつもバットを振っているんだよ。正雄くん、もっと強く手を握ってごらん。もっと強く。そうだ、その調子だ」


王さんの手の温もりを感じながら、正雄くんは心に誓った。「王さん、ありがとう。僕は絶対、病気に打ち勝ってみせるよ。だから王さんもたくさんホームランをかっ飛ばしてください」その誓いどおり、正雄くんは中学3年生のときに見事に退院し、元気に高校に通い出したのである。


「王さん、すいません。王さんに抱かれたかったんです」 ……いいなあ……ワタシも王さんに抱かれたい……。(笑)



王貞治純愛物語」は、特にいいなあ。オススメです。(・∀・)


 


王さんに抱かれたい (ゴマ文庫)