「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「なぜか売れなかったが愛しい歌」(阿久悠)

   


なぜか売れなかったが愛しい歌


ワタシの尊敬する大先輩・阿久悠大先生が、作詞家として手掛けた歌五千曲の歌の中で、大ヒットはしなかったものの、なぜか忘れがたい「愛しい歌」。そんな歌が誕生した時代背景や創作のエピソードを、慈愛に満ちたまなざしで綴る感動の五十篇。

中でもワタシの思い出深い曲はコレ。


「酔いどれかぐや姫」(唄 南高節とかぐや姫
「真っ赤な鞄」(唄 山本リンダ 曲 都倉俊一)
「瀬戸内行進曲 IN THE MOOD」(唄 クリスタルキング 曲 Joseph Garland)
「水中花」(唄 曲 井上忠夫
「マンデー・モナリザ・クラブ」(唄 ピンク・レディー 曲 都倉俊一 )
「みかん」(唄 大竹しのぶ 曲 大野克夫


そして最も響いたのが、拓郎のコレ。名曲だ。(・∀・)


「純情」(唄 吉田拓郎 加藤和彦 曲 加藤和彦


阿久悠作詞、加藤和彦作曲、加藤和彦吉田拓郎唄という作品があり、これがまさに「なぜか売れなかったが愛しい歌」にぴったりだという話である。「純情」という。平成6(1994)年正月のテレビ東京12時間ドラマ織田信長の主題歌としてこれはつくられた。織田信長であろうが誰であろうが、男の中の稚気を書こうとしていたし、加藤和彦の曲は、ジョージ・ハリスン「マイ・スイート・ロード」を思わせるもので、いい気分のものであった。


この詞には、ぼくのキイワードがいっぱい入っている。織田信長と共通するものもあれば、ビートルズに通じるものもある。そして、ぼくが思う男の子でもある。たとえば「この胸に眠らないガキが住んでて」とか「おれたちのとんだ失敗は純情だけ」とか「おとなしくいい子では死んだ気になる」とか「まだ足りない まだ足りない まだ心が軽い」とかである。ヒットできなかったのは残念である。


加藤和彦のメロディー、いいよねえ…歌いたいなあ…。オススメです。(・∀・)



   


なぜか売れなかったが愛しい歌