「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「源静香は野比のび太と結婚するしかなかったのか」(中川右介)


源静香は野比のび太と結婚するしかなかったのか『ドラえもん』の現実(リアル) (PHP新書)


私の世代の「初代ドラえもん」の声は大山のぶ代ではなかったし、みんな知っている歌ではない。「♬〜僕のドラえもんが町を歩けば〜」だったのだ。(╹◡╹)


さて、この本。1970年に登場して以来、いまや日本人に生まれて知らない人はいない(?)、いやいや、世界的にもファンが多い、わが国の国民的マンガ『ドラえもんドラえもんを読めば日本社会のふしぎがわかる!ドラえもんワールドが好きで好きでたまらない人も、そうではない人も、じつは深すぎるドラえもんの世界観にふれてみよう。 そのエッセンスを紹介しよう。


ドラえもん世代」が存在しないのは、ドラえもんが「時代の象徴」「世代の象徴」ではないからだが、それは「ドラえもん」という作品に影響力がないからではない。まるで空気のような存在だからだ。現代の40代以下は、ほとんどが『ドラえもん』に幼少期に出会っている。自分では意識していないがドラえもん』の世界観が脳裏に焼きついているはずだ。


その他「クラスでいちばんかわいい女の子しずかちゃんが、いちばん凡庸な男の子の妻となる現実」「最大の武力の持ち主ジャイアンと最大の資金力の持ち主スネ夫が、タッグを組まなければならない現実」「たとえいじめられても、いじめっ子と絶縁する道を選べない最下層カーストにいるのび太の現実」「ドラえもんが歩いていても驚かれない、地域コミュニティが崩壊した郊外に住む野比家の現実」など。


確かに、ドラえもんって学校に行かないんだよね。そのくせ町を闊歩しているんだね。目からウロコ。オススメです。(╹◡╹)



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