「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「東方見便録『もの出す人々』から見たアジア考現学」(斉藤政喜)

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東方見便録―『もの出す人々』から見たアジア考現学


その昔、1973年のオイルショックトイレットペーパーの買い占めがテレビで放映されていた頃、ウチではチリ紙を使っていた。もちろんトイレは汲み取り式。「バカだなあ……トイレットペーパーがなければ、チリ紙を使えばいいのに」と思った……。マリー・アントワネットかっ!(笑)


この本はビックリ!アジア各地びっくり仰天トイレの数々を詳細なイラストとともに紹介。体当たりトイレ探訪旅行記。入った!見た!出した!誰も伝えなかったアジアの裏側とは?そのエッセンスを紹介しよう。



・海外への旅で頼りになるのはガイドブックなのだが、どんな立派なガイドブックでも、料理、宿泊所に関する情報はことさら充実しているのに対して、排泄となるとほとんど掲載されていないのである。アジアを紹介するテレビ番組や紀行文も同様で、表面的な旅の情報しか伝えていない。


・たとえばインドでは紙を使わずに水で処理することは広く知られている。しかし、具体的に水をどのくらい使い、手をどう動かせばいいかなどは、ガイドブックに出ていなかったし、人に聞く勇気もなかった。結局、正しいやり方を知らないまま、自分なりの方法で旅を続けてきた。


・排泄なんてどうやろうと個人の自由かもしれないが、でも、その国の正しき方法を知り、背景を考察すれば、その国をより理解できるのではないだろうか。食文化などからその国が語れるように、排泄文化からも、その国の民族性や社会構造などがのぞけるはずである。そう考えた僕は、新たにアジアを旅することにした。


特に、流しそうめんスライダー」「上海特製簡易式トイレ=馬桶(マートン)」「天安門広場に273の穴」「木製便座にアジアを見た」「個室と美女とバケツと」「全方位開放トイレの恐怖」「ブタトイレついに発見」「ダライ・ラマのウンチよ」「豪快爽快柄杓で尻洗い」「イラン式排泄の掟とは」「オチンチン水洗いの快感」「便器の向きで知る日本人」など。


ああ〜行ってみたい!確かめてみたい!体験してみたい!自分の世界が広がる!オススメです。(╹◡╹)


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東方見便録―『もの出す人々』から見たアジア考現学