「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「Bライフの愉しみ 自作の小屋で暮らそう」(高村友也)


自作の小屋で暮らそう: Bライフの愉しみ (ちくま文庫)


先日読んだ衝撃的な本。小屋で暮らしている高村友也さん。スゴイ、ウラヤマしい。憧れるなあ!(・∀・)


「僕はなぜ小屋で暮らすようになったか 生と死と哲学を巡って」
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20170608


この本はその「Bライフ」の実践編ともいえる本。「誰にも文句を言われず好きなだけ寝ていられる。時間を気にせず好きなことができる。10万円で小屋を作ってベーシックに暮らす(Bライフ)までの試行錯誤。雑木林に土地を買い、手工具で小屋を建て、水や電気、トイレ等の生活設備を整える。地元の人の反応や野生動物との出会い も。文庫化にあたり薪ストーブの楽しみについても追記。小屋ブームの一端を担った本」そのエッセンスを紹介しよう。



・日本の人間として生まれた私たちは、生きるめてに必要な安全と水と食糧はほとんど無条件にクリアしている。水と安全とはタダだし、時給1,000円で一日働けば、3ヵ月分の米と味噌が買える。あとは、一生寝転がってても誰にも文句も言われない正真正銘の自分の土地とちょっとした小屋、それにフカフカの布団とお気に入りの本、おまけにインターネットでもできるような設備があれば……こんな妄想がBライフの入口である。


・Bライフとは、安い土地でも買って適当に小屋でも建てて住んじゃおうという、行ってしまえばそれだけのライフスタイルだ。「Bライフ」はバラックのB、ビューティフルのB、一番しっくりくるのはベーシックのBだと思う。つまり、必要最低限の生活


年に25万も稼げば、最低限生きていける。あとは稼げば稼ぐほど、自由に使えるお金が増える。一ヶ月集中して働いて、残りの11ヵ月は寝ていてもいいし、何かちょっとした特技がある人やインターネットで小遣いを稼ぐのが得意な人は、それすら必要なくなるかもしれない。


・豊かな国・時代であえて低い生活水準を保つことで、周囲との間に局所的な貨幣価値の格差を生み出すのが、Bライフの旨味とも言える。


・家を建てたばかりの頃の、宅配便のおじさんの一言「ここでがんばっているんですか?」


・推薦文「働かず、縛られず、好きなだけ寝る極意!」(高坂勝)


…やってみたい…なぜか惹かれるのは、これが人間の本質の暮らしなのかもしれない、だからだろう。超オススメです。(・∀・)



自作の小屋で暮らそう: Bライフの愉しみ (ちくま文庫)