この本はオモシロイなあ。特に若い人じゃない人には参考になるんじゃないかな。中高生がいま、どんな言葉を使っているのか、生み出しているのか。 まさに時代のカガミ!
全国の中高生から「国語辞典」に載っていない身近な日本語を募集する、「もっと明鏡」キャンペーン。昨年、一昨年の同キャンペーンに寄せられた10万を越す新語の中から約1200語を選りすぐったのが、この『あふれる新語』です」その代表的なモノを紹介しよう。
・まだ恋人になっていないが仲の良い二人を「未恋人( みれんびと)」という。それが「発恋(はつこい=走り出した恋) 」をして「友恋(ゆうれん)=友だちから恋人になること」 になる。「未恋」=「未練」と同音、「発恋」=「初恋」 と同音だが、漢字表記が違うように意味はまったく別だ。
・恋の相手がいない人は「恋活(れんかつ)=恋愛活動」をする。 好きなタイプの相手が決まると「コクる(=告白すること)」 ことになる。決死の覚悟で「激告(= 死んでもいい覚悟で激しく告白すること)」する者、 勇気があって「チョクる(=会ってすぐに告白する)」者もいる。 しかし、直接会って告白することができないで、メールで「 メル告(=メールで告白すること)」をしたり、電話で「電告(= 電話で告白すること)」をしたりする者、 あるいはその勇気もなくて、友だちに頼んで「友告(= 友だちに告白してもらうこと)」をする者もいる。中には「 イタ告(=好きでもない人に告白、イタズラ告白)」 をするような、すれっからしの悪いヤツもいる。
・【パ】=「中途半端」の略。 人に対して批判的に使われることが多い。「おまえパじゃん」
・【さばる(サバる)】=年齢をごまかす。「 十歳もサバっているとは気づかなかった」。「サバを読む」から。
・【ホモ弁】=弁当販売チェーン「ほっともっと」の弁当。
・【どてる(土手る)】=土手で青春を満喫する。「 夕陽を背にして思いっきり土手ろう」
これ、どんどん出てきそうだよね。そのウチ、標準語になるんだろうね。オススメです。(・∀・)