「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「さかさ町」(F.エマーソン・アンドリュース)

 


さかさ町


この本はスゴイ!いままでの常識と訣別して新しい価値観を得られる!(・∀・)


「リッキーとアンの兄妹が、ひょんなことから滞在することになった「さかさ町」。名前の通り、そこではすべてが「さかさま」子供は楽しんで働き、大人は遊ぶ。学校に通うのは休日だけで、覚えることより忘れることが大事。買い物をすれば、品物といっしょに値段分のお金がお客に渡される……」そのエッセンスを紹介しよう。


・この町にはルールがあってね。まず汽車がさかさ町駅にはいるには、バックしながらでないといかん。なにもかもさかさまなんで、たまに頭がこんがらがっちゃう。


・カンバンがさかさま

・平屋の家がさかさま

・車を地下にとめないで、屋根の上にとめる

・車はアベコベ社製の車は、うしろを向いて走る

・子どもが働き、お年寄りは遊んでいる

・レストランではまず、まずデザート

・「ラムチョップ」はないが「チョップラム」はある

・トーストのバターは裏側に塗ってある

・ホテル八階は下にある。

・おじいさんがやる野球「としよリーグ」

・病院では、医者が患者を待つ

・学校に行くのは休日だけ

「わすれよ科」という忘れるための授業

・……上級のわすれよ科の授業がどのクラスで何時間目だったかを忘れている……

・「アンストア」では、買物をするとお金をもらえる

・ボンドはなにかとなにかをくっつけるもの「ドンボ」は、はなすもの

・「懐中電灯」ではなく「懐中消灯」


お金?そんなものはいらないよ。さかさ町ではね。健康な人が医者にお金を払うんだよ。それで、もし病気にかかったら、お金をはらわなくてもよくなるんだ。だって病気になったら、治るまで働くことができないんだから、お金なんてはらえないだろう?」


歴史は、まず現代のさかさ町のことから学びはじめる。そして、わたしたちの先祖はどうやってここにきたのか。過去になにがあったのか、ということを考えてから、じょじょに時代をさかのぼりコロンブスアメリカ大陸を発見したことを学び、なぜコロンブスが新大陸発見の旅にでたのか。そして、おもにわたしたちの祖先であるヨーロッパではどんなことがおこっていたのかを学ぶんだ。そのほうがずっと賢くなれる」


おとぎ話のようだが、鋭く真実をついているところがある。一度、「さかさ町」に行ってみたいなー!オススメです。(・∀・)


 


さかさ町