「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「ベルマークのひみつ」(郄井ジロル)

  


ベルマークのひみつ


私は昔から、ベルマークを集めている。どこに出すということもないのだが、せっせせっせとマメに切りとって集めているのだ。もし、欲しい人がいたら、ポーン!と差し上げたい。学校の備品に役立てたいとささやかな貢献(?)をしているのだ。(・∀・)


さて、この本。へー!そうだったのかあ!「ベルマークの成立と歴史から、ベルマークで買うことのできる商品の昔と今、現役ベルマーク委員たちによる座談会まで―ベルマークに関する、ありとあらゆる情報を満載。子どものころの想い出がよみがえる」そのエッセンスを紹介しよう。


・特筆しておきたい大きな傾向のひとつは、防犯グッズの需要が急増していることだろう。2005年、目立って数が多く出たのは防犯ブザー。全校生徒分を一括購入するというケースも少なくないとのことだ。監視カメラとモニターなどを組み合わせた安全管理支援システムも、80万以上する高価なものなのに、年に2〜3セットは売れているという。


・防犯グッズ以外で最近人気があるものといえば、デジカメやプリンターなどのパソコン関連アイテム。価格的には3〜4万円のものが主流。そのときどきの気候を反映することもままある。たとえば2004年の秋から冬にかけて大人気となったのはヒーター。冷え込みが続き、体育館などに最適な赤外線暖房機に注文が集中し、一時は売り切れになるほど。


・これまでの歴史の中でもっとも高額な買い物だったものは、グランドピアノ。かなり高額な商品だっただけに、168万円という値段もよく覚えているそうだ。さすがにベルマーク預金だけでは額が足りず、これは「補足金」と加えての購入だった。


・ベルマークの仕組みを知るうえで、まずひとつ確認しておきたいのは、ベルマークを集めることでもらうことができるのは、個人で使うものではなく、あくまで学校(PTA)のものであるといういこと。そもそも、へき地学校の先生たちが教育設備の球状を訴えたことがきっかけとなって始まった運動だから。買い物に応じてたまる一般の店のポイントシステムなどとはわけが違うのだ。


・ベルマークで買える商品は、基本的には学校の設備品類だけだ。その種類は膨大。たいていのものがベルマークを使って購入できる。ただし、備品の中でも、ノートや鉛筆といいった消耗品系や、特定の個人しか使わないものは対象にはなっていない。学校は代をまたいでも使えるもの、みんなで共有して使えるものをイメージすればいいだろう。


特に、「ベルマーク運動の仕組みと歴史」「ベルマーク運動はいかにして生まれたのか?」「ベルマークレアものコレクション」「武者小路実篤もベルマーク財団の理事だった!」「はじめは「ベルマーク」とは呼ばれていなかった「ベルマーク」「保険証券についているベルマーク」にはビックリ!さあ、みんなでベルマークを集めよう!オススメです。(・∀・)


  


ベルマークのひみつ