このブログでは著名人のいろいろな名言集を取り上げているけど、言葉で勇気づけられたり、気付きが得られたりすることがあるよね。でもこの本はその逆!(笑)
「歴史に名を残す偉人たちは、ネガティブすぎる性格だった?人間的には欠点が多く、社会人として、家庭人として、「失格」の烙印を押された偉人たち。それでもなお、人生を投げなかった結果、彼ら彼女らは輝かしい業績を残した。そんなざんねんだけど魅力ある偉人たちの名言の数々を紹介。読めば不思議と元気になる一冊」そのエッセンスを紹介しよう。
・「真の友人が見つからないので、高利貸しから金を借りざるをえません」(モーツァルト 作曲家)
→ 優美で高貴。そんなイメージ溢れるモーツァルトには、知られざる趣味、カード賭博があった。家族や友人だけではなく、同僚や支援者、さらには、まったく知らない人ともカード賭博を楽しんだ。なかには国で禁止されいているものもあったという。1年に1000グルデンという収入があれば十分余裕があると言われていたなかで、モーツァルトは毎年3000グルデン以上の収入を得ていた。にもかかわらず、それ以上に浪費して、借金を繰り返したのである。
・「ほんとにひどいよ、あの老いぼれ俗物連中が。同類じゃない人間の邪魔をすることといったら」(アインシュタイン 物理学者)
・「文学に関係のないものはすべて嫌いだ。人と話をするのは退屈だ」(カフカ 作家)
・「学校は地獄であった」(江戸川乱歩 作家)
→ 学校卒業後、乱歩は職を転々とする。チャルメラを吹きながらラーメンを売ったことすらある。朝起きられなかった乱歩にとっては、社会人生活もまた厳しいものであった。学校でも社会でもなじめない乱歩にとって、ようやく見つかった天職が小説家である。大きなコンプレックスが、大きな飛躍につながった。
・「仲間と同じくらいの知識がほしかった」(チャップリン 俳優・映画監督)
→ 21歳のときのある劇団とアメリカに渡ったときに、自分があまりに物事を知らないと実感したという。学歴がないことは、チャップリンに暗い影を落としたが、逆境をバネに世界へと羽ばたいた。
・「自分のなかに引きこもり、自分の思考にふける傾向がますます強くなってきている」(ベル 発明家)
・「わたしはもう何の役にも立ちません」(ゲーテ 作家)
・「天下を取って、仕損じるよりは、天下を取らないほうがよい」(徳川慶喜 将軍)
・「30分も眠ると、つらくなるから、10分で起こしてください」(手塚治虫 漫画家)
・「そんなバカな就職というものは御免です」(中原中也 詩人)
・「こんな血のにじむような苦労をして、それでも当たらないなら、鉄道自殺するか」(野口英世 細菌学者)
いいなあ!人間的で。気持ちが楽になるなあ!オススメです。(・∀・)♪