「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「この計画はひみつです」(ジョナ・ウィンター)

 


この計画はひみつです


このブログも今年あと1日となりました。2018年もたくさんの感動がありました!明日はいよいよ年間の番付が発表です。連続4,342日イチローの通算安打記録のようにコツコツと積み重ねて参りました。今年の実質ラストはこの絵本っ!(*_*)!


あの原子爆弾の誕生物語!。「1945年7月16日に、ニューメキシコ州南部の砂漠で、最初の核実験が行われました。その後、1945年8月6日広島に、1945年8月9日長崎に、アメリカは原子爆弾を落としたのです。広島と長崎以来、原子爆弾が人を殺すために使われたことはありません。今は、多くの国が、地上での核実験を禁止しています。また、多くの国が、もっている核兵器を減らそうとがんばっています。それでも、2016年の時点で、世界には核兵器がまだ1万5700発も存在しています。いつかその数がゼロになることを祈って、ジョナ&ジャネット・ウィンターはこの絵本を作りました


ニューメキシコの砂漠の名もない町に、科学者たちがやってきました。
ひみつの計画のために、政府にやとわれた科学者たちです
計画は極秘とされ、だれひとり情報をもらしません。
思いもよらないものが作られているにちがいありません。
もうすぐ完成しそうです。
時計の針がチクタクと時を刻み……


「ひみつの計画」では「ガジェット」というものを作るため、アメリカ政府には「サイトY」という暗号で呼ばれていた。
サンタフェから車で45分。場所を示すものは私書箱1663」という数字だけ。
リーダーはJ・ロバート・オッペンハイマーアメリカ以外からも優秀な科学者が集まりナチスドイツからの亡命者もノーベル賞受賞者もいた。


実験で起こった爆発は、太陽の1万倍の熱を放出し、250キロ離れたところでもその熱が感じられたという。
200キロ離れた建物の窓が爆風で割れた。キノコ雲は、1万メートル以上の上空まで立ち上った。
火球におおわれた場所の砂は灰緑色(かいりょくしょく)のガラス状のつぶに変わり、放射線量が非常に高い「トリニタイト」という人工鉱物ができた。
爆発地点から半径160キロの範囲では、植物にも動物にも土にも、危険なほど高いレベルの放射線を発するプルトニウムが見つかった。ここの放射能は、2万4100年後まで消えないと科学者たちは推測している。
アメリカ政府はようやく2014年になって、核実験のときニューメキシコ州に住んでいて高濃度の放射線をあびた人々が、
ガンを発症したかどうかの調査を始めました。こうした調査は数十年早く行うべきだったと、多くの人が考えている。


ページをめくるたびにドキドキ……そしてラストの絵が衝撃的……。(*_*)

核兵器がゼロになることを祈って、親子で読みましょう。オススメです。(*_*)


 


この計画はひみつです