大和言葉つかいかた図鑑: 日本人なら知っておきたい 心が伝わるきれいな日本語
あのベストセラー『日本人の知らない日本語』、笑ったよねー、面白かったよねー!(・∀・)
著者の海野凪子さんのこの本は日本語の中でも「大和言葉」に絞ったもの。イラストもゆったりのんびりしていてためになる。そのエッセンスを紹介しよう。
・「大和言葉」というと、雅だけどなんとなく難しそうな言葉みたいな感じがしますが、「和語」つまり中国から「漢語」が入ってくる前から日本で話されていた言葉のことです。この本では「カタカナ語ではない」「漢字で書いたとき訓読できる言葉」を「大和言葉」としています。私たちは普段日本語を「和語、漢語」と意識せずに使っていますが、確かに「和語」のほうが音の響きが強すぎずゆったりとしているような気がします。
【暑さ厳しい「おりから」お体には十分お気をつけ下さい】
→【おりから(折から)】「おり」には「時節、季節、その時」といった意味がりあります。「おりをみて話す」という場合は「(そのことを話すのに)ちょうどいい時に話す」ということです。
【久しぶりに、メールではなく手紙を「したためて」みます】
→【したためる(認める)】1書き写す 2食事をする 3用意する 4整えるなどの意味があります。「手紙をしたためる」と言うと、ボールペンやサインペンではなく万年筆で書いているイメージがあります。ちょっと古風ですが、ゆったりした雰囲気を持つ言葉ですね。
【元気がない友達へ「生薬」にと思っておもしろい漫画を何冊か持っていきました】
→【きぐすり(生薬)】「気持ちがふさいでいるのをなおす薬、また「心をなぐさめるもの」のことです。「病は気から」といいますが、気持ちを元気にしようという「生薬」という言葉は相手を思いやる優しい言葉だと思います。
「いささか」「つぶさに」「おいとま」「よしなに」「たしなむ」「角が立つ」「いちもにもなく」「お鉢が回って」「すこぶるつきの」「したり顔」「つぶさに」「くろうとはだし」「いささか」「ゆめゆめ」「やぶさかではない」「またぞろ」「おあつらえ向き」…なんていい言葉だよねー、オススメです。(・∀・)