「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「マンガでわかる 話すチカラ」(齋藤孝・安住紳一郎)

TBSテレビの毎週土曜日夜の情報7daysニュースキャスター」。安住紳一郎さんは、齋藤孝センセイの教え子なんだってねえ。φ(..)メモメモ ビートたけしも明治だし。いいねえ。やっぱりウチの大学は愛校心があるので。親近感を持つよね〜!(・∀・)

 

さてこの本。「主人公は明治大学3年で教職課程に学ぶ柏木美桜さん。日本語や日本文学が大好きで国語の教師を目指す努力家ですが、人前で堂々と話したり、説明や雑談をしたりすることに苦手意識を持っていますしかし、教職課程の授業や日々さまざまな経験を重ねることで「話すこと」への意識が変わり、かけがえのない親友も出来て、人としても大きく成長していきます」そのエッセンスを紹介しよう。

 
 
・教職を目指すみなさんのためにこの授業では「アウトプット」を重視します。目標はみなさんが意味のある言葉を話せるようになることです。そこで、毎回みなさんには前に出て全員の前で話してもらいます。私はみなさんに「ただの先生」になってほしいのではなくスーパーティーチャー」になっていただきたいのです。一人15秒で自己紹介をすれば4人で1分。このストップウォッチで計測します。
 
・(安住紳一郎人の集中力はどのくらい続くと思いますか?諸説ありますが、実はたったの15秒程度なんです。CMも基本は15秒。視聴者の集中力に合わせてつくられています。集中力が切れた人に向かって、いくら「この商品いいですよ」と言っても効果がないですよね。私が放送で30秒の時間を与えられたときは、15秒が2セットあると考えます。たとえば番組を告知する場合はなら前半では最近の天気の話をしてから後半の15秒で番組の告知をしています。45秒のときは「序破急」の3分割、60秒のときは「起承転結」の4分割。いずれも15秒単位で話を組み立てるのが理想です。
 
・もし時間を持て余したときには、話の前後に“無意味な余白”をつくるのも1つの手です。たとえばものをゆっくり取り出すのに3秒使い、残りの秒数で取り出したものについて語るという具合です。
 
自己紹介のコツの最大のポイントは「自分のことではなく、自分が好きなこと」を伝えることです。あとは最後のまとめが肝心!アナウンサーや俳優さんは最後の3秒のまとめ方が上手です。たとえば好きなモノやコトを一つ紹介して、それにまつわるパフォーマンスを披露して締める
 
・聴き手の人数は多いときには、ちょっと声を高めにしたほうが伝えやすくなります。「日本には声の低い司会者は存在しない」声が低くても仕事が成立しているのは俳優さんや声優さんナレーターなどごく一部の人なんです。なぜなら、みんながすでに集中して聴いているという前提があるから。だから声が低くても通じるわけです。
 
論語の言葉に「知・仁・勇」があります。「知」は「知識の量や判断力」、「仁」は「優しさや真心」、「勇」は「行動する勇気」。人前で話すときに大事なのは、この3要素です。
 
・私たちプロのアナウンサーでも「えー」「あのー」をしっかり抜くには3年はかかります。地道に「セルフ矯正」していくしかありません。
 
・十から一までカウントダウンしてみようか。「なな」と「よん」しかもよまない。「しち」、「し」とは読まないんだよね。アルファベットは後から無理やり覚えた人が多いから、逆から読めと言われると慎重になってしまう。数字をカウントダウンするときも、日本人のDNAが出てしまうので、全部大和言葉になってしまうというわけです。どうです、この推理は?

 

へー!!!φ(..)メモメモ 使える〜!マンガでもエッセンスがぎっしり。本作品も読んでみよ。オススメです。(・∀・)