「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「たったひとりの熱狂 仕事と人生に効く51の言葉」(見城徹)

   


たった一人の熱狂-仕事と人生に効く51の言葉-


この本はスゴイ!ビシバシ!と強烈な言葉がボディブローのように効いてくる!!!(・o・)


数々の伝説的ベストセラーを生み出してきた幻冬舎社長、見城徹氏の生きざまを通して、圧倒的結果を出すための仕事論とメッセージ。そのエッセンスを紹介しよう。


僕にとっては編集者の仕事しか逃げ場がなかったのだ。天職と出会いたいのなら、自分の内なる声に耳を澄まさなければ駄目だ。変態でストッキングに異常な興味があるなら、ストッキングの会社に行けばいい。これなら日本一になれるということを突きつめるべきだ。


少年時代、僕は非常に自意識過剰な人間だった、他人よりも感受性が敏感だから、人よりも余計に傷付く。感受性が強いがゆえに嫌われ、仲間はずれにされたこともある。孤独を抱えた絶望的な状況の中で、本だけが僕にとっての唯一の友だちだった


「なぜそこまで仕事に熱狂できるのか」とよく聞かれる。僕の場合は、死の虚しさを紛らわせるために他ならない。生の虚しさを紛らわせる要素は、せいぜい 1仕事 2恋愛 3友情 4家族 5お金の5つしかないと思う。僕の場合はこれに熱狂しながら虚しさを紛らわせてきた


朝から晩まで仕事について考え抜き、骨の髄まで仕事にのめり込む。そして上司や同僚ができない仕事を進んで引き受け、結果を出す。そうすれば、自然と仕事は面白くてたまらなくなるはずだ。


・僕はよく女子プロゴルファーに言います。「その年、一番苦しい努力をした人が、その年の賞金女王になると考えたほうがいい」と。「あなたが35位なら、あなたの努力は35番目だったんだ。結果が全ての世界なんだから、そう考えるしかないよね」と。


・努力することに意味があるなどと言うのは単なる人生論であって、仕事に関して言えば「成功」という結果が出ない努力に意味はない。僕の口癖は「これほどの努力を、人は運と言う」だ。「俺はあなたの100倍血を流し、努力しているのだ」と独りごちる。


圧倒的努力とは何か。人が寝ているときに寝ないで働く。人が休んでいるときに休まず働く。どこから手をつけたらいいのか解らない厖大なものに、手をつけてやり切る。僕は圧倒的努力をやめない。覚悟を決め、自分がやるべき仕事と対座する。憂鬱でなければ、仕事じゃない。毎日辛くて、毎日憂鬱な仕事をやり切った時、結果は厳然とあらわれる。


・この世には二種類の人間しかいない。圧倒的努力を続ける人と、途中で努力を放棄する人だ。


石原慎太郎さんに初めて会いに行った時には、50本のバラの花束を持って行っただけでなく、石原さんの「太陽の季節」と「処刑の部屋」を目の前で全文暗誦しようとした。「太陽の季節」を全文暗誦し始めた時、石原さんは「わかった。もういい。お前とは仕事をするよ」と言ってくれた。


・僕は松本清張さんと仕事をすることはなかったが、もし原稿を頼みに行くのであれば、厖大な著作を全部読み切ってから出掛けただろう。どの作品になっても会話できるように、すべての作品を読み込んで入念に準備してから会談の臨むのは当然だ。「松本清張の本なんてあまりにも数が多すぎる。とてもすべては読めない」と愚痴を言っている暇があったら、すぐに1冊目から読み始めた方がいいに決まっている。寝る間を惜しみ、食事する時間さえも惜しみ、朝から番まで読書漬けになればいい。「もうダメだ」からの本当の努力である。


仕事をするからには、「ひと休みする」という発想は捨てて常に熱狂していたい。死の瞬間に後悔を少しでも減らすために熱狂したい


・この本を読んでいる君たちの中には、何者かになれない自分の境遇と不遇を嘆いている人もいるかもしれない。自分には何ができるのか。天職とは何なのか。今いる場所で悩み抜き圧倒的努力をして欲しい。


・僕は若い頃から「これは売れなかったがいい本だ」という言い訳は一切やめようと決めてきた。


・僕にとって、一日の終りは毎日が後悔だ。何もかも自分の思い通りになった日など、これまで一日としてない。そんな辛い毎日を送りながら、押し寄せてくる後悔をエネルギーに変えて明日を生きたい。生き切りたい。


無知は恥ずべきことではない。無知であり無謀であればこそ、不可能を可能にする闘いに挑戦し、この手で鮮やかなブランドを創出することができるのだ。


・GNO(「義理」「人情」「恩返し」)こそが仕事においても人生においても最も大事だと思っている。


・僕は常々「貸しは作っても借りは作るな」と自分に戒めてきた。つまらないことをやたらと人に頼まない。そのかわり、人の重要な頼みは全力で引き受ける。これが僕なりの「安めを売らない」という意味だ。


僕は毎日落ち込んでいる。寝る前にその日の自分の言動、行動を振り返る。


スランプの対処法は何か。スランプの原因をごまかさず、徹底的に落ち込む。落ち込んで。落ち込んで、落ち込み抜き、自分と向き合うのだ。自分を直視し、自分をごまかさずに辛い道を選んで進めば、必ず結果は出る。スランプはとことん浸かり、圧倒的努力とともに再び這い上がればいいのだ。


・自分が仕掛けたプロジェクトがブレイクし、大衆から注目を集める。そういう時にこそ、我が手につかんだ成功をゼロに戻し、新たな戦地へ転戦するべきなのだ。現役選手は常に現場にいなければならない。表彰台の上でいつまでもふんぞり返っているようであれば、現役なんて辞めてとっとと現場から退いたほうがいい。


年を取れば取るほど、忙しさのせいにしたり体調のせいにしたり、天候のせいにしてごまかす。要は面倒くさいだけなのだ。「まあいいか」という言葉は、絶対に呟きたくない。「まあいいか」を否定し続け、自分に打ち克ち、日々初心に帰るのだ


・僕が新しい人材を採用するときは、その人から立ち上がる雰囲気と印象を重視してきた。


「どんなに苦労しても、自分はこの仕事をやりたくてたまらない。好きな道なのだから、いくら苦しくても耐えられる」そう言い切れる仕事でなければ、爆発的な情熱は沸かない。情熱がなければ、苦しかったり困難に直面した時に心が折れてしまう。


・あまりにもくだらなくて答えたくもないが、ハッキリ言おう。「金がすべてだ」


・失敗して落ち込んでいる人に出会うと、僕はこうやって声をかける。「今起きていることはすべてプロセスだ。プロセスの中で生じた暫定的な結果によって、人生がすべて決まるわけではない。最後の勝負は、死ぬ時にあなたがどう思うかだ」。


「不倫」という言葉がある。結婚している人と付き合ってはいけないというルールなど、共同体が決めただけのものだ。燃えるような恋に落ちた相手と性愛を貫くためなら、共同体のルールなんていとも簡単に突破できる。そもそも恋愛とは多かれ少なかれ背徳を含むものであって、背徳をまったく含まない恋愛など官能的ではない。共同体が勝手に決めたルールなど無視して、性愛を貫けばいい。性愛を根源的に突き詰めていった時、生きることへの意味が問われる。


……このメッセージを読むと、自分は圧倒的な努力をしてこなかったなあ…と反省しきり…超オススメです。(・∀・)




たった一人の熱狂-仕事と人生に効く51の言葉-