一日一冊一感動!小野塚テルの『感動の仕入れ!』日記

タイトルは、『一日一冊一感動!小野塚テルの感動の仕入れ!』日記。 毎日の読書、映画、グルメ、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。(ときどき「酒場のギター弾き」「B級グルメ」も紹介します)

「異端者の快楽」(見城徹)

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異端者の快楽 (幻冬舎文庫)

異端者の快楽 (幻冬舎文庫)

 
いつもながら幻冬舎見城徹さんの言葉は胸に突き刺さるなあ……響くなあ……ワタシはこんなふうにはなれないなあ……。(笑)(@_@)!
 
カリスマ経営者として 共同体の中心に身をおきながら、「異端者」である己との狭間で、精神の暗闘を繰り広げ てきた見城徹。作家やミュージシャンなど、 あらゆる才能と深い関係を切り結ぶことで得た官能的な体験とは。「個体」としてどう生きるかを改めて宣言した書き下ろしを収録」そのエッセンスを紹介しよう。
 
・人が年を取るということはどういうことなのだろうか。僕はずっとこう言って来た。「年を取るとは、自分のセックスに忠実になることなのだ」と。死が近づけば近づくほど、自分の快楽原則を誤魔化せなくなる。人がどのような行為に性的興奮を覚え、何によって快楽を得られるかあ、十人十色、千差万別だ。スペインのフラメンコダンサーが激しく踊り狂い「オーレ!」と叫ぶ瞬間、ダンサーも観客もオルガズムに似た恍惚に浸っているに違いない。恍惚とは死に近い。闘牛も々。自分の命を賭けて牛を刺し殺したときに、みんながウワッ!と沸く。常に快楽と恍惚は死と隣り合わせだし、死の影を帯びている。死がないと、恍惚は刺し貫かれないのだ。
 
若いうちは世間や共同体が良しとする成功や快楽に自分を騙しながらも身をゆだねることができる。男でしか快楽を得られない人も、20〜30代のときには女性でもセックスができる。だが40〜50代になってくると、肉体がどんどん老化していく、自分の精神に対しても誤魔化しがきかなくなる本当は男が好きなのに、女でもできてしまう自分が、徐々に曲がり角に差し掛かってくる。個体としての一匹の動物に立ち返り、自分のセックスに忠実に生きるようになる。自分の中で折り畳み隠していた恍惚や快楽が、どんどんあらわになっていくる60歳を過ぎてからは自分の個的な趣味でしか勃起できなくなってくる。それまで社会や共同体や世界に合わせていたものが、剥がれていく。
 
自分は共同体の規範から外れた快感原則に忠実に突き動かされてきた。どうにもならない本能で動いているから、どんな辛苦にも耐えられる。そして振り返ってみれば、様々な成功が付いてきた。本能でしか動いていない僕は、自分が動物なんだとつくづく思う。
 
狂気がなければ何も生まれない。映画、小説、ステージにしても、そこに狂気がなければ何も起こらない。作品を作るのに誰かひとり狂気を秘めた人間がいなければ新しいものなど生まれようがない。
 
・すべての成功を導くコンテンツは、オリジナリティがあること、明快であること、癒着があること、そして何よりの原動力は、極端であることだと思う。
 
俺は、麓で平和に飼いならされた豚になるよりも、頂上でプライドを持ちながら凍えて死ぬ豹になりたいといつも思っているんです。ここまできたら頂上を目指すことしか考えていない。頂上を獲らなければ、何の価値もないと。
 
不可能だ、無理だ、無謀だと言われることを、圧倒的な努力で可能にしたときに、結果というのは出る。それが一番鮮やかなんです。それがその人や、その組織の伝説を作っていく。
 
過酷な状況の中で鮮やかに勝っていくことは、一瞬の快感ですよね。僕はあえて人が「過酷だ」「不可能だ」「無謀だ」ということを選んでやってきたつもりなんです。それは僕のノウハウなんですよ。こっちも燃えられるし、七転八倒、血がにじみ、脂汗を流し、圧倒的な努力をするわけですから。
 
誤解にまみれないとダメだと思う。幻冬舎はつぶれそうだ」とか「何十万部返本された」とか、そう言われてナンボだと思っています。
 
・僕はとにかく一行のコピーでも、タクシーのラジオから聞こえてくる一つの歌詞でも、自分の胸に染み込んできたら、すぐにその人を突き止めて、会いに行くというのがやり方なんです。尾崎豊Scrambling Rock'n'Roll」「シェリー」レコード店から聞こえてきた時に、いつの溜めている切なさは尋常じゃないと思った。こいつと切り結びたい。そして仕事をしたい。痛切にそう思ったんです。基本的には、それだけのためにやっていると言ってもいい。だから、それに対して疲労を感じたり、魅力を感じなくなったら、経営者に徹するか、やめればいいわけです。
 
・だって本一冊で世の中が変わるかもしれないんですよ。の本が100万部売れたら、100万人の人たちの心に何かを届けたことになるこんな面白い仕事はありませんよね。
 
・僕にとって、依然として、世界は憎むべきライバルであり、毎日は果てることのない絶望との戦いである。愛する者たちが、希望だと思っていることすべてを、僕が絶望だと言うことはできない。「立ち上がれ。嫌われるものがすべてだ」遠い彼方から、吉本隆明の声がして、僕は救いのない世界から立ち上がる。
 
無理はなあ、通すためにあるんだよ!無理は理が無いと書く。理があることをしたって当たり前だ。理が無いことを成し遂げるから衝撃と鮮やかさがある。そこに大きな期待は付いて来る。だから、人々が無理だと合唱することを選んで無理を通せば仕事も人生も上手く行く。こんなに明確な選択はない。

 

よーし!そうだね。忠実になろう!刺さる言葉が満載!超オススメです!♪

 

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異端者の快楽 (幻冬舎文庫)

異端者の快楽 (幻冬舎文庫)