先日紹介した「極楽」の絵本とはうってかわって「地獄めぐり」の本。しかも絵はあの水木しげる先生によるもの。
これが、妖怪マンガの原点だったのかあ…。いやだねえ……絵本とはいえ、見るのはイヤだあ……!!!(-_-)
「人は死んだら、どこへ行く…?水木少年は、のんのんばあに釣れられて、地獄へ行ってみた…。」
八大地獄 「等活地獄」「黒縄地獄」「衆合地獄」「叫喚地獄」「大叫喚地獄」「焦熱地獄」「大焦熱地獄」「阿鼻叫喚地獄」
のんのんばあは、しばしば正福寺という近くの寺にオレを連れ出した。のんのんばあが和尚さんと話をしているあいだオレはもっぱら本堂にある地獄極楽の絵を眺めて楽しんだ。
死んだらほんとうにこういうところに行くのだ、というのんのんばあのあの解説に迫力があったせいかいつ行っても長時間見とれていた。まるで英のなかにはいりこんだような気分になっていたのだ、すなわち、絵を見て空想にふけるわけだ。
オレはこの絵によって、別の世界の存在というものを知った。妖怪の世界を探求してみようとおもうようになったりしたのも、地獄極楽の絵から衝撃によるものだろう。
最後に一ページだけある「極楽」の絵にホッとする。やっぱり極楽浄土がいいなあ。オススメです。(・o・)