「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「モテたい脳、モテない脳」(澤口俊之×阿川佐和子)

テレビでお馴染みの脳が学者の澤口俊之センセイ。(^o^)そしてインタビュアーは「聞く力」の阿川佐和子さん。モテる、モテない、男と女の脳科学のエッセンスを紹介しよう。


・最近わかったんですが、日本人の遺伝子には、心配性遺伝子があるんですよ。不安遺伝子ともいわれてますね。心配性で、不安で、いろいろ思い煩う。日本人の国民の98%が、そういう遺伝子を持っています。欧米人では10〜20%しか持っていない遺伝子です。その遺伝子を持っていないと、あまり心配性にはならなんですが、持っていると心配性になるんです。


女性の胸が大きくなった理由というのは人間に特有なものなんです。その理由というのは。いわゆるフィーメイル・チョイス(女性が選択権を持つ)とメイル・チョイス(男性が選択権を持つ)が働いたせいです。だいたい150万年前ぐらいにそれまでのバックの性交ではなく、対面性型の性交になったのは、おそらく男女が長い間連れ添うために、対面性行為になったと思われます。ですから、少なくとも150万年前には家族というものが、かなりはっきりとできたんじゃないかと思われます。


・対面性行為ですから、オッパイというのは向かい合ったときに見えるじゃないですか。オッパイが目立ちますよね。対面性行為だから重要なパーツとなる部分、つまりオッパイが大きくなりました。一次的には、性的に成熟していることをアピールするための視覚的効果を狙って、大きくなりました。しかしまた、性感帯が集中していることから、触覚的なものもあります。快感が得られるわけです。


男を元気にさせる別の方法があるんです。一番簡単なのは、愛人を作ることなんです。これは進化的なものが関係してきます。一人の女性が産める子どもの数は限られていますので、男性からしたら、一人の女性にかかずらわっていたら自分の遺伝子を残す確率が低くなってしまいますよね。いずれにしろ男性の戦略というのは、数多くの女性としたほうがいいんです。なぜなら、新しいことをしたほうがいいことが多いし、同じ場所に行ったほうがリスクの分散になります。食べ物にしても、同じ物を食べているよりも、いろいろな物を食べていたほうが栄養に偏りなく体にいい。だから飽きてしまって、別な物を食べるほうがいいんです。


結婚したら女性は浮気しないというのはウソですね。既婚女性の5〜10%が夫以外の男性の子どもを産んでいるというアメリカでの報告もあります。日本でも、裁判所の遺伝子鑑定の結果から、同じく既婚女性の10%が夫以外の男性との子どもを産んでいたとわかりました。女性はじつは、旦那以外の子どもをつくって、密かに旦那に世話をさせるという戦略をとることがままあるということです。女性は怖いですよ(笑)。


愛なんて四年で冷めますから。愛を作っている脳内物質の変動がすごく下がっていくんです。四年というのは平均であって、ある人は二年とか、三年ですけどね。ただし愛情というのは恋愛の、ラブラブといいう感じのもので、情とか信頼関係、安心感を含んだような情愛に関してはそうではありません。

他に、「いい女の法則“黄金比率0.7”」は、オモシロイ、実にオモシロイ!オススメです。(^o^)