「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「ニッポン野球は永久に不滅です」(ロバート・ホワイティング)


今シーズンは、高橋由伸新監督率いるジャイアンツが首位をキープしているね。ウレシイねえ。(*´∀`*) 中でも新外国人・ギャレットとクルーズがいいところで活躍してるよね。


さて、この本。日本と外国との“野球”と“ベースボール”―かつてニッポン野球を賑わしたすごいガイジンがいた。変なガイジンもいた。彼らの活躍を語りながら、滞日20年のジャーナリストの眼を通して見る“日米野球摩擦”の現場。そして、愛と皮肉をこめておくる刺激的なニッポン人論。そのエッセンスを紹介しよう。



「日本は国旗のデザインを間違えてるね。真ん中に日の丸を置かないで、野球のボールに変えた方がいいよ」日本の異常なベースボール、フィーバーを目撃した旅行者なら誰でも、そうだそうだとうなづくに違いない。まったくこの国の野球ときたら、他のスポーツなんぞ足元にも及ばないくらい人気がある。


犠牲バントスクイズ、エンドランーこういう作戦は個人主義もしくは攻撃野球に根ざしたアメリカ人選手には、長いこと軽蔑されていたのだが、日本人によって受け入れられ完成された。今日では「チームプレー」も、一つの極めてユニークな野球の型としてその地位を獲得した。名付けて「ジャパニーズ・スタイル」


アメリカ人は、ゲーム前にハードな練習なんか決してやらない、いざ本番のためにエネルギーを蓄えるべきだ、というのが彼らの信条だから。反対に日本人は、試合前にしっかり汗をかいておかないと、どうも「準備OK」という気がしない。アメリカ人は日本人のことを「やり過ぎで消耗している」と思い、日本人はアメリカ人のことを「なまけ者でわがままだ」と思う。コーチなんか、ただのコンサルタントというかアドバイザーというか…ところが日本人にすれば、コーチ様の御言葉は法律に等しい。


日本のコーチはの多くは、ガイジンが日本のやり方に100%従うことを期待するんですよ。アメリカ人にとってそれがどんなに苦痛か、彼らにはわからない。ほとんどのガイジン選手は自分の練習メニューを20年も続けてきたわけでしょ。彼らはベテランであって子どもじゃありません。自分のことは自分で考える習慣がついているんです。


ジーン・バッキー

日本に慣れるのは、アメリカ人にはとても大変なことなんだ。普通の選手なら完全に慣れるまで3年はかかると思うよ。1年目は異国の文化と習慣の違いに慣れるので精一杯。2年目は、今まで自分たちがやってきたのとは違う日本の野球の要領をしっかり頭に入れる。そして3年目までにはかなりいい成績を残すようになるべきなんじゃないかな」


へー!やっぱり文化の違いがあるんだねえ。これは文化論としても読める。オススメです。(^o^)