「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「樹海の歩き方」(栗原亨)

いや〜この本はお世辞抜きにオモシロイ!!!あの!自殺の名所(?)青木ヶ原樹海の謎に迫る! 科学技術の発達により、世界中の秘境が消えていった。 航空機、人工衛星などにより、次々にそれら秘境の謎が暴かれてゆくなか、 日本には最後の秘境があった……青木ヶ原樹海”である。 “呪界”ともよばれるその場所は、入ったら最期、 二度と戻れぬ不可侵の地のまま存在し続けていた。「コンパスがぐるぐる回る」「入ったら二度と出られない」「自殺の名所」「幻の遊歩道や池がある」などのウワサは本当なのか!?そのエッセンスを紹介しよう。


青木ヶ原樹海、その自然環境は人が暮らすという意味において、かなりきびしい環境だ。まず地面だが、1100年もの歳月を経ているにもかかわらず、土がほとんど存在しない。溶岩石が数メートルの凹凸や起伏で敷き詰められ、その上に落ち葉が積もり、苔がへばりついているだけなのだ。


・無数に生い茂る樹々の葉が天空を覆い隠し日光を遮るため日中でも薄暗い。標高1000メートルほどに位置するために、冬期は氷点下まで温度は下がる。その一方、夏期には恐ろしいほどの湿度になるため樹々は腐り、直径十数センチほどの樹でも触れるとまるで砂の柱のように折れ、崩れてしまう。


・1年半かけて樹海のほとんどを踏破した結果。残念なことに、すべての場所において、持っていったすべてのコンパスで、一度たりとも「狂う」という現象は起きなかった。樹海ではコンパスは狂うのではなかったのか?


「樹海の必見スポット」〜「観音像」「マリア像」「樹海池」「巨大倒木」「炭焼集落跡・廃トラック」「猫の像」「もう生きてはいけない」と書かれたテント、「武田信玄の石塁」など。


……秘蔵の写真が……スゴイ…スゴすぎる……あまりに刺激が多すぎて……未成年には「見せいねん」……オススメです。(*´∀`*)