「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「楽天はなぜ強くなれたのか 巨人の「天才野球」をしのいだ力」

球春到来!新生ジャイアンツの高橋由伸監督の開幕4連勝はビックリしたねえ!野球はいいなあ!(・∀・)


さて、注目のルーキー、オコエ瑠偉選手で盛り上がる楽天イーグルス。創設9年目にして初のパ・リーグ優勝、さらに日本一に輝いたときは驚いたねえ。その楽天を初のクライマックスシリーズ進出に導いた野村元監督が、楽天の勝因を分析する。24勝0敗の田中投手については、プロ野球史上最高の投手の呼び声も高い稲尾和久に達した部分はあると認める一方で、稲尾に及ばない要素があることも指摘。さらに日本シリーズにおける嶋(楽天)と阿部(巨人)の違いが「意思疎通能力」にあったと看破する。定評ある試合評論「ノムラの考え」 (2013年)と新たに書き下ろし評論を収録。バレンティンの記録更新や宮本慎也の引退も取り上げる。そのエッセンスを紹介しよう。



・それにしても田中の無敗には本当に驚いたパ・リーグ史上最高峰の投手、稲尾(西鉄)には35勝6敗。杉浦(南海)には38勝4敗というシーズンがあったが、無敗のシーズンというものはない。田中の13年シーズンは212イニングで四球は32個。パ・リーグ規定投球回数投手で与四球率最小の1.36個。つまり「狙って三振を奪える」本格派投手でありながら、ストレート、変化球すべての制球がよく、カウント球、勝負球の双方に使えるということなのだ。



楽天はなぜ強くなったのか。理由は5つあると思う。

1 エース・田中
2 四番・ジョーンズ
3 捕手・嶋
4 若手急成長
5 星野監督

草創期の内部を知る人間として、監督として当時を回顧しながら、僭越ながら私なりの考えを述べさせてもらおう。


・私の考える「エースの条件」は二つある。一つは「チームの鑑」たること。160球完投翌日の登板の是非は別として、心意気は間違いなくチームの手本であった。もう一つは「負けない投手」であること。「勝てる投手」ではない。「ここ一番の場面で負けない」投手なのだ。


「足の速さ・球の速さ・打って遠くへ飛ばす距離は、努力して伸びるものではない」「エースと四番は育てられない」は私の持論である。


フロントが勝つことに本腰を入れ、大砲・ジョーンズとマギーを獲得したことが好循環を呼び、「投手を中心とした守り勝つ野球」へと、楽天野球は変貌を遂げたのである。


さあ、今年はどこが優勝するかな!?目が離せないね。オススメです。(・∀・)