「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「18人の黄金ルーキー伝説」(蕪木和夫)

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18人の黄金ルーキー伝説

18人の黄金ルーキー伝説

 

 ようやくプロ野球も終盤戦になってきたね。ジャイアンが優勝しそうだね〜!今年のルーキーで一番活躍しているのは誰なんだろう!?(・∀・)

 

「いかなる大器にも必ずルーキーイヤーがある―。グラウンドで弾ける恐れを知らぬ新人に、全国のプロ野球ファンが心震わせた。野球人生に於いて最もピュアな一年間を切り取った18人の記憶」そのエッセンスを紹介しよう。

 
「野球の時代を呼んだ背番号3 長嶋茂雄(巨人)1958」
 
彼が巨人に入るまで、時代は断然、野球より国技大相撲だった。名人と称された栃錦と土俵の鬼と謳われた若乃花いわゆる栃若時代で大相撲は黄金時代だった。戦後の野球と言えば。すぐさま思い浮かぶのが、赤バットの川上、青バットの大下」だが、この二人では栃若の相撲に勝てなかった。それが、立大で8本の新記録となるアーチを神宮の杜に叩き込んだが長嶋が鳴り物入りで巨人軍に入団するや様相が一変したのだ。カッコよかった。ユニフォームがなんとも似合っていた。バットスイングにしてもグラブさばきにしてもとにかく絵になっていた。
 

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それまでの巨人の主砲は打撃の神様とまで崇められた川上哲治だったが、彼はいかにも打撃道を極めんとする求道者のようだったが、一方の長嶋は、いわがユニフォームを着たムービースターのムードを全身に漂わせていた。長嶋はたった一人で栃若の大相撲を吹き飛ばし、時代を野球に引き寄せることができたのである。長嶋以降も人気者をたくさん輩出した野球界だが、ここまでの社会現象を見せたのは、私の記憶する限り太田幸司三沢高ー近鉄)と江川卓(法大ー巨人)の二人ぐらいなものであった。それでも長嶋以上といいうことはなかったと思われる。史上最高の黄金ルーキー長嶋茂雄そのフィーバーぶりは尋常ではなかった。
 
その他、「反骨のザトベック投法 村山実」「35勝の鉄腕 権藤博」「高校中退の怪童現る 尾崎行雄」「悲運の怪腕 池永正明」「強運の小天狗 堀内恒夫」「浪花節の侍 江夏豊」「マウンドのアイドル 太田幸司」「王道の申し子 谷沢健一」「火消しの豪腕 山口高志」「逆風の中で 江川卓」「竜頭蛇尾 木田勇」「湘南の若大将 原辰徳」「ポーカーフェイスのトルネード 野茂英雄」「能登ゴジラの東京上陸 松井秀喜」「永遠の野球少年 松坂大輔」など。

 

やっぱり60年経っても長嶋が最高のルーキーなんだね。スゴいね。野球ファン必読っ!オススメです!♪(・∀・)

 

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18人の黄金ルーキー伝説

18人の黄金ルーキー伝説