「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「母さんのコロッケ 懸命に命をつなぐ、一つの家族の物語」

個人的にコロッケが大好き。思わず買ってしまう。この本もそのタイトルに惹かれて読みました。(・o・)しかも「母さんの〜」と書いてあるなら読む前に面白そうだもんね。


「脱サラして塾を立ち上げた主人公・秀平。自分の仕事に疑問を抱いていた彼は、子供たちに「挑戦する勇気」を与える塾を作ろうとしていた。だが、思うように生徒は集まらず焦りと不安を感じる日々が続く。そんなある日、たまたま買ったのど飴「ルーツキャンディ」をなめてみると…。子供のときは気づかなかった、親の愛の大きさ―。ベストセラー作家・喜多川泰が贈る究極の家族小説」そのエッセンスを紹介しよう。


・「振り子と同じだよ。今までだったそうだったでしょ。つらいことがあったときには、絶対にいいことがある。振り子と同じ。今回はつらい方に振れたんだから、その反動で次はきっといいことがたくさんあるよ」


・英司は立ち上がり、となりで寝ている公徳の元に歩み寄った。頭を撫でながら、英司は心の中で公徳に話しかけた。

「公徳、生き延びたお前の命は、命を落としたこの国のすべての人の希望の光だ。伸び伸びと生きろ。欠点は周囲の人の才能に助けてもらえばいい。でも、長所はお前だけのものではない。母を助け、家族を助け、周囲の人を助けるために使いなさい。そして、みんなで世界から愛され、尊敬される平和な国をつくっていくんだぞ。私の心はいつまでもお前のそばにいるからな


すべての子供は、大人に自分の使命に気づかせるという使命を持っている。


子供の笑顔を見ろ。子供の寝顔を見ろ。目の前にいる小さな命を守るために、今自分に何ができるのか考えてみろ。この子が幸せに生きていくために自分が何をしなければならないのか真剣に考えてみろ。探そうとしなくても、自分の人生でやらなければならないことが見えてくる。そうして見えてくるものがあるならば、迷うことはない。そこにはお前にしかできない世界が広がっている。自分を信じて。その世界をひたすら歩み続ければいい。


すべては出会いによって実現されていく。自分が何をするかよりも、誰と出会うかだ。そしてその出会いは、自分が今できることを精一杯やっていく中で自然とやってくる。同じ志を持ったもの同志は惹かれ合って出会うことになっているんだ。そして、そうやって出会ったもの同士が同じ方向を向くとき、1+1は2ではなくなる。場合によっては10になることだってある。そのことを覚えておくといい。


お前は宇宙の秩序に生かされている。お前が生きているのではない。生かされているうちは、今日という一日を与えられたことに感謝して、今日一日使命を果たすために、全力で今を楽しめばそれでいい。それが生きるということだ


自分のルーツを探っていくと、きっとご先祖様は自分のことを応援してくれているんだよね。それを思うとガンバらずにはいられない。「ルーツキャンディ」舐めてみたい。オススメです。(・o・)!