「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「日本人はなぜ世界から尊敬され続けるのか」(黄文雄)

この本は感動した!読み進めているうちに、涙が溢れた……(T_T) 


東日本大震災では日本人の秩序だった行動が世界から絶賛されていることが、大きく報じられた。しかし、日本人の公徳心の高さ、礼儀正しさは、 2000年も前から世界が驚きをもって伝えていたのだ!古今東西の外国人が語る日本の素顔とは!?そのエッセンスを紹介しよう。


・外国人にとって日本人といえば、誠実、正直、親切、勤勉、礼儀正しいといったイメージが定着している。日本を訪れた外国人は一様に、そうした感想を持つ。国連の統計や、海外メディアや研究機構の調査やアンケートでも、日本はつねに「いちばん住みたい国」「世界貢献トップ」の国と評されている。


・とくに世界を驚かせたのは、2011年3月11日に起きた東日本大震災の際、日本人が平静と秩序を保っていたことだった。CNN「なぜ日本では災害につきものの略奪が起きないのか」英国BBC「他の国ではこれほど正しい行動は取れないだろう」ニューヨーク・タイムズ「商店の襲撃や救援物資の奪い合いが見られず、市民が苦境に耐えていたことに感嘆」こうした日本人の性格はいつから生まれたものなのだろうか。


台湾人の多くが「親日」なのは、台湾に渡ってきた戦前の日本人教師、技師、医師の使命感あふれる姿に感銘を受け、彼らを尊敬したからだ。実直な性格、忍耐強さ、勇気、責任感の強さなどは、戦後の日本人に比べてはるかに大きかった。


「私がどうしても滅びてほしくない一つの民族がある。それは日本人だ。あれほど古い文明をそのままに今に伝えている民族は他にはない。彼らは貧しい。しかし、高貴である」(1943年ポール・クローデル)彼は1923年に起きた関東大震災も経験しており、その際の市民の落ち着きぶりや冷静さを次のように評している。

地震の日の夜、私が東京と横浜の間を長時間歩いているとき、あるいは生存者たちが群れ集まった巨大な野営地で過ごした数日間、私は不平一つ聞かなかった」「廃墟の下に埋もれた犠牲者たちの声も『助けてくれ!こっちだ』というような差し迫った叫び声ではなかった。『お願いします』という慎ましい懇願の声だった」


「日本人はいつに変わらぬ陽気さ暢気さを保っていた。不幸に襲われたことをいつまでも嘆いて時間を無駄にしたりしなかった。持ち物すべてを失ったにもかかわらずにである」


・「ヨーロッパ人と異なり、彼等は悲歎や不平、あるいは窮状を語っても感情に走らない。すなわち、人を訪ねた時に相手に不愉快なことを言うべきではないと心に期しているので、決して自分の苦労や不幸や悲歎を口にしない。一切の悪口を嫌悪するので、それを口にしないし、自分たちの主君や領主に対しては不満を抱かず、天候、その他のことを語り、訪問した先方を喜ばせると思われること意外には言及しない」(1579年イエズス会アレッサンドロ・ヴァリニャーノ)


「婦人淫せず、妬忌(とき)せず、盗窃せず、爭訟(そうしょう)少なし」(魏志倭人伝


「正直と忠実は、国中に見られる。そしてこの国ほど盗みの少ない国はほとんどないであろう。強奪はまったくない。窃盗はごく稀に耳にするだけである。そしてヨーロッパ人は幕府への旅の間も、まったく安心して自分が携帯している荷物にほとんど注意を払わない」(1775年植物学者、医師 カール・ツュンベリー)


「日本では所有権を犯す犯罪は、滅多に起こらない。この理由は、単に所有権を規定位している厳しい法にばかりあるのではなく、国民の誇り高い性格の中に主として存在している。こうした性格により、日本人は嘘をついたり、物を盗んだり強奪することに、嫌悪感をもっている。この点において日本人は、中国人と著しく異なっている」1855年 ドイツ人商人 F・A・リュードルフ)


「日本人の丁寧さはほとんどその態度と口の利き方においてへつらいですが、中国人は自立心が強く、ほとんど人を見下すと言っていいでしょう。中国人の自惚れはひどいので、その無知さ加減は耐えがたい」1880年女性旅行家 イザベラ・バード


「日本人たちは好奇心が強く、知識欲が旺盛で、質問は限りがありません。また日本人の大部分が読み書きできる。従順で礼儀正しく、才気があり、親切で、人を騙すこともなく、美徳と正直な話をすることについては近年発見された他のあらゆる国に優るが、たいそう自分の評判に固執し、最も喜ぶのは名誉である。」(1549年 フランシスコ・ザビエル


「この国の子供たちは親切に取り扱われるばかりでなく、田のいずれの国の子供たちよりも多くの自由を持ち、その自由を濫用することはより少ない。世界中で両親を敬愛し老年者を尊敬すること日本の子供に如くものはない。驚くことには、また残念ながら、自分の国で人道の名において道徳的教訓の重荷になっている善徳や品性を、日本人は生まれながらにして持っているらしい」(1877年 エドワード・シルヴェスター・モース)


「この国民は必要にして有益な場合、その器用さと発明心を発揮する。そして勤勉さにおいて、日本人は大半の民族の群を抜いている」(1775年 カール・ツュンベリー)


中国人はきわめて保守的で、西洋のいかなる発明も、昔の中国にあったとまったく興味を持たなかった。しかし日本人の好奇心は強く、外来の文化に接すると、すぐ真似をして熱心に取り入れる。それは幕末に東来した西洋人の見聞録によく見られる中国人と日本人との違いだ。


「その景色は妖精のように優美で、その美術は絶妙であり、その神のように優しい性質はさらに美しく、その魅力的な態度、その礼儀正しさは、謙虚ではあるが卑屈に堕することなく、精巧であるが飾ることもない。地上で天国あるいは極楽にもっとも近づいている国だ」(インド・デカン大学学長 エドウィン・アーノルド)


「すべての文明、あるいは国の中で、日本だけは、目よりも、心で接することによって理解できる国である」ピーター・ドラッカー


その他、「台湾で神として祀られている森川清治郎巡査広枝音右衛門警部」は、知らなかったなあ…。日本人でよかったなあ。すべての日本人に読んで欲しい。超オススメです。(・∀・)