「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「美人は得をするか「顔」学入門」(山口真美)

これはオモシロイ!実にオモシロイ!「美人って得をするか」って!?得するにきまってるジャン!?(・∀・)


みんなが気になる「顔」を科学する。美人の基準とは何か。飼い主は犬に似るのか。第一印象は顔が決め手か。「日本顔学会」理事もつとめる著者が、顔をめぐるさまざまな謎を解き明かし、顔の不思議を科学する」そのエッセンスを紹介しよう。


・日本のロボット工学者、森政弘が1970年に示した不気味の谷と呼ばれる現象がある。ロボットの外観を見て、人間と似ている寸前のところに違いを感じるようなとき、人はとてつもない拒絶感と嫌悪感に襲われるらしい。その現象が不気味の谷だ。人間と見分けがつかなければ、好感と親近感を覚えるし、人間からかけ離れていたら嫌悪感は生じない。人間に似てるけど似ていない、そのなんともいえぬ嫌悪感が不気味の谷である。


・こうしたことから、ロボットの顔を表現するのにはむしろ人間と似て非なるもので代用した方がよいとされ、かわいらしい動物キャラクターのロボットが作られたり、仮想空間上で自身の分身となるアバターも漫画のキャラクターで表現されたりすることがある。この法則が当てはまるのは、人間の姿だけだ。私たちは人間の姿かたちにはうるさい。それが特に強いのが、やはり顔だ。似顔絵のうまい下手にもうるさいし、相手の美醜判断も顔でする。誰もが顔に関して、鋭い眼識を備えているのである。


この地球上の生物は、いつから顔をもつことになったのだろうか。目鼻口といった感覚器官が集中する場所が顔と定義すれば、あらゆる動物、魚類や昆虫類も含めてすべてが顔をもつ。そして植物には、顔がないことになる。


・そもそも顔は口から進化したといわれている。口はエネルギーを摂取する器官であるから、光合成によって自分でエネルギーを作り出す植物には口がない(食虫植物は別である)栄養を外から取り入れる生物だけが、顔を持つというのである。


・物を食べるためには、口は身体の前にあると便利だ。そのため、口のある方向が生物の進行方向になっていった。そして食物を有効に見つけ出すため、すべての感覚器官は顔に密集するようになっていったという。つまり、口という器官の存在によって身体の基本構造は決まったといえるのだ。


その他、「第一印象は、顔が決め手か」「美人は得をするか?」「美しい顔には意味がある?」など。


オモシロイ!実にオモシロイ!オススメです。(・∀・)