タイトルに惹かれて読みました、というか観ました。確かに「こんな写真、あったの!?」というようなオドロキの古写真集。その中の代表的な写真を紹介しよう。
・古い風景写真を眺めていると、タイムマシーンにあたかもその時代に降り立ったような気分にさせてくれ、ここはどこだろう、いつの写真だろうと思い巡らせるのが楽しいのだ。多くの古写真を見ているうちに、たとえば当初郵便箱(ポスト)は赤くなく黒塗りで四角だったこと、路面電車の停留所の停留所は鉄柱を赤く塗っただけだったことなどがわかってくる。
・ないと言われてもこれは西郷隆盛の実像ではないか、という写真がたびたび現れる。それが「永山西郷」写真である。
「永山西郷」写真。右上に西郷兄と旧所蔵者による付箋が貼ってある。明治10年ごろの明治判。
凌雲閣(浅草十二階)正面から見た写真。「日清戦争写真ジオラマ」の懸垂幕が掛かっている。
売れっ子水着モデル3人娘。中央に立つモデルは特別大きな庇髪にリボンをつけている。
その他、「坂本龍馬の写真の謎」「勝海舟のティンタイプ写真」「ないはずの西郷写真」「肖像写真にまつわる迷信」「東と西の高所観覧くらべ」「沢田開化堂のおもしろ写真」「日本写真草創期のヌードとポルノ」「明治の海水着水着絵葉書」「日本初の日食写真」「明治の三陸大津波」「沖縄の珍しい古写真」など。
私が、いろいろと調べた結果、西郷さんの写真は、この写真である可能性が高いと思う。個人的な意見だが。表紙もヌード写真だよ。男性陣諸君、観てみたまえ!オススメです。(・∀・)