「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「精子戦争 性行動の謎を解く」(ロビン・ベイカー)

またまたオモシロイ本に出会いました!(・∀・) 未知の知識に出会うって嬉しいよね。

精子卵子、受精についての詳細な調査によって得られた著者の革命的な理論は、全世界の生物学者を驚かせた。日常の性行動を解釈し直し、性に対する常識をまったく新しい観点から捉えた衝撃作。そのエッセンスを紹介しよう。


なぜ私たちは幸せで満足しているときにも信じられないくらいに強烈に浮気をしたくなるのか?なぜ男性はアメリカ合衆国の人口の二倍以上を妊娠させるだけの数の精子を一回で射精するのか??なのになぜ、その半分が女性の足にしたたり落ちてしまうのか?子供は欲しくないのに、なぜしょっちゅうセックスをしたくなるのか?なぜペニスはあんな形なのか?なぜ女性のオーガズムは予測が困難で、また引き起こすのも難しいのか?なぜ同姓とのセックスに引かれる人がいるのか?このプログラムの中核を荷っているのが精子戦争」である。


・女性の体がふたり以上の男性から精子をとりこむと、それぞれの精子たちは卵子を受精させるという「手柄」を競って闘う。戦闘の様相は、まさに実践さながらだ。役割はカミカゼ集団」「エリート集団」に分けられる。私たちの性行動や感情や反応や行為のすべては、ほとんど無意識的に精子戦争をめぐって働いている


・生命が誕生する背後には、どれにも物語があるが、その詳細はほとんど知られていない。たとえば次のことがわかっているだろうか?受精した瞬間には母親はクライマックスに達していたかどうか?達したのは父親と同じなのか、それより早かったのか、遅かったのか?父親か母親のどちらかは、受精の数時間前か数日前にマスターベーションをしていたのか?どちらかはバイセクシャルだったのか?そのときどちらかは浮気をしていたか?受精したとき母親の子宮に入っていた精子は、一人の男性のものだったか、二人の男性、あるいはそれ以上の男性のものだったか?


・たいていの場合、人は何らかのかたちで長期間の関係をもつ一組の男女のルーティン・セックス(日常的なセックス)によって誕生する。実は、おおよそ私たちの5人に1人が、ルーティン・セックスではないセックスによって誕生している。そしてそういう生命誕生の裏には、もっともっと深い物語が隠されている。


その他、「不倫のコスト」「オーラル・セックスの目的」「マスターベーションの役割」「ストレスと避妊」「オーガズム」「異性愛と同性愛」「男はみな同じ、女はみな違う」など。


そうだったのかあ!男性は女性を、女性は男性を理解できるようになるよ。超オススメです。(・∀・)