「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「女性の曲線美はなぜ生まれたか 進化論で読む女性の体」

男性である私は、この本のタイトルを見て、読まずにいられなかった。(・∀・)「女性の曲線美はなぜ生まれたか 進化論で読む女性の体」 それを、「生物学、進化論、心理学の観点から、さまざまな仮説を一つひとつ検証し、女性に関する未解明の5つの謎(月経、排卵、乳房、オーガズム、閉経)に迫る、知的興奮とスリル溢れる至高のサイエンス・ノンフィクション」
そのエッセンスを紹介しよう。


・社会的意味や歴史上の重要性はともかく、乳を出さない大きな乳房が生物学的に実在していること自体が謎である。ヒト以外で授乳中でない雌に発達した乳房がある動物など聞いたことがないなぜヒトの女性の体はこのような目立つ付属物に恵まれたのだろう?なぜこのような乳房が存在しているのか、もっともありそうな説明は何だろう?社会的信号だ。では、誰に向けての?ほぼ間違いなく、男性だ。


乳房は栄養供給のために存在し、その同じ理由で男性にとって魅力的なのだ。これは乳房を説明する仮説のうち、もっともわかりやすい説だ。


乳房は何の信号だろう?授乳中の子を持つ母であることを知らせる信号だ。ヒトでも他の哺乳類でも、授乳中の乳房は大きくなる。したがって、ことに豊満な乳房なら授乳中の可能性がある。授乳はエネルギー的に高くつくので、しっかりと授乳できるのは幼児にとっても両親にとっても有利なことだ。だから先史時代の男性が、大きくなった乳房をもつ女性にはとりわけ保護と食物を与えたがったと考えるのは理にかなっている。すると、あまり乳房の発達していない女性はそれほど男性の注目を引かず、繁殖面であまり成功しなかっただろう。その結果、かなり大きな乳房(基本的には授乳を擬態したもの)をもつ女性が進化したのだ。これが「食物供与」仮説である。


その他、「科学における謎と「なぜなに物語」」、「なぜ月経があるのだろう」、「隠された排卵」、「女性にはなぜ乳房や曲線があるのか」「謎めいたオーガズム」「閉経の不思議」…など。


へえー!そうかあ、だから女性は美しいのかあ!?一気に読んでしまう。すべての男性と女性、必読。オススメです。(・∀・)