「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「モア・リポートの20年 女たちの性をみつめて」(小形桜子)

その昔、女性誌「MORE」といえば、モア・リポート=女性の「性」に関するアンケートが有名だよね。(・∀・)


この本は過去20年の調査にたずさわり、女性誌の最前線で取材してきた著者が、「性の在り方が変わった」というそのエッセンスを紹介しよう。


・20年前(1990年)のモア・リポートは、女性誌「MORE」の読者アンケートという形式で行われた、日本で初めての、女性の「性の現場」からの報告であった。5770人の女性達の率直な言葉は、男性によって作られた「性」の概念を根底から揺るがせた。女性たちは、自分のオーガズム、マスターベーション、性交、パートナーなどについて、実に正直に語った。そして、そのあふれるほどの言葉で、「性」で自分の「生」であり、自己確認のための創造的な磁場であり、人間どうしの最も親密なコミュニケーションの方法であることを表明したのである。


・98年に実施されたモア・リポート99」の報告をしようとする今、「女性の性が変わった」と書きだした自分の実感を手探りでたどってみようと思う。それは20年前の女性たちのそれとは異質のものだった。20年前には見られなかったことは、好きな人とはセックスしないという現象や、援助交際といわれる売買春の問題である。テレクラや伝言ダイヤルでの出会い、そしてセックスレスもまた、新しい現象といえるだろう。不倫や複数のセックスパートナーを持つこと、スポーツ感覚の性、カジュアル感覚の性。そして独身女性の結婚に対する考え方や、結婚の中の「性」も大きく変わってきている。何かが根底から崩れようとしている。「性」が変わっている。そんな気がしてならない。


「あなたはオーガズムを得たことがありますか」
「あなたのオーガズムを、あなたの言葉で具体的に描写してください」
「あなたはマスターベーションをしたことがありますか」
「あなたのマスターベーションの方法を、具体的に説明してください」
「あなたはセックスが好きですか」
「セックスでオーガズムをは得られますか」
「あなたにとっての理想のセックスはどのようなものですか」
「あなたはオーガズムのふりをすることがありますか」 など。


などの生々しい声が満載。人によって全然違っているんだねえ…。「好きだからこそエッチしない」ってわかるような、わからないような…。男性も女性も勉強になるよ。オススメです。(・∀・)