「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「2050年のわたしから 本当にリアルな日本の未来」(金子勝)


うーん…すごいなあ…。2050年っていうと…私は何歳だっ!?85歳かーっ!!!

知らないとヤバイ、日本の未来!国民年金納付率0%、投票率0%、大卒就職率0%……!?みんなで読めば日本は変わる!2050年の日本の姿を慶應義塾大学経済学部教授・金子勝がシミュレートします!!2050年の日本――農家はゼロ、商店街もゼロ、多くの地方で子どももゼロ、町を歩くのは食べ物を探す熊ばかり……。いったいなんでそんな日本になってしまうのか」そのエッセンスを紹介しよう。


・ずっと昔、日本は経済大国になっていばっていたけれど、いつの間にか中国に追いぬかれてしまった。いまは中国はアジアで一番の国になった。かつては、ソニーや日立はブランドだったけれど、いまや廉価品の代表だ。何度か中国も政治的に混乱したが、ようやく成熟した国になっている。


・中間山地の村落はつぎつぎ潰れてしまい、いまや荒れ放題。誰も足を踏み入れなくなった。都会も、どこも同じ風景で淋しい町並みばかりになった一部の繁華街をのぞくと、どこの駅前も閑散としていて、わずかのチェーン店が並ぶだけ。電車も郊外へは行かなくなった。


多くの人は働いていても、ひどく給料が低い一年雇用ばかり。アジアの国々の人たちと賃金の水準もそう変わらなくなった。潰れる会社も相変わらず多い。国も地方自治体も財政がパンクしてしまい、そのために生活保護自体がなくなった。そこで、いまは、みんなで仕事を分け合って何とか暮らしている。


インターネットからは、毎日のように、古いビルが崩れて何人もケガをしたというニュースが流れている。20世紀に建ったこれらのビルには、いまは貧しい人たちが住むようになり、中にはホームレスの人たちが無断で占拠しているものもある。


・ぼくたちは税金を払っていたはずなのに、ほとんどのサービスは有料にされてしまった。昔と比べてひどいのは、消防もお金を取るんだ。消防車を出して消火活動をした費用を払えって請求書が来る。火事で焼き出されたから、とても払えやしない。料金を払わないと、救急車で病院に運んでもくれない。


平均寿命は男性が87歳、女性がなんと98歳になる専業農家兼業農家を問わず、農家の戸数は毎年6万戸ずる減ってついに、来年(2051年)には農家の数はゼロになる


…すごいなあ…これがリアルな未来なのかー。じゃあそうならないようにするにはどうしたらいいのか?その解決策も書いてあるよ。オススメです。(・∀・)