「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「松井秀喜の「大リーグ革命」」(佐山和夫)

 


松井秀喜の「大リーグ革命」 (講談社プラスアルファ文庫)


日本が世界に誇るスラッガー松井秀喜。彼が引退してから活躍がみられなくなって残念だなあ…と思っているのはワタシだけではないだろう。


さてこの本は、2003年6月に書かれたんだけど、まさに松井がメジャーリーグを変えようとしている!のだそうだ。


第1号満塁弾という鮮烈デビューを果たした“日本の4番”松井秀喜。名門ヤンキースを引っ張るだけでなく、いまや大リーグの顔、全米注目のスター選手になった。ところが松井が活躍する大リーグは、蔓延するステロイド疑惑、観客無視のスト続発、カネの有無で決まる球団格差…と瀕死の状態にある。松井だからこそできる「大リーグ革命」とは何か?大リーグの救世主・松井を得て、いまアメリカ野球が変わりはじめた」そのエッセンスを紹介しよう。


アメリカ野球は2極に向かうだろう。グローバリズムローカリズム。地元ファンの支持に頼るリーグおよび球団も残り続けるだろうが、いまの大リーグから脱却する球団も出てくる。いまの大リーグには、別の方法でしか解決できない問題が多すぎる。


・世界的戦略のなかでベースボールは、メディアの発達によって、多くのプレーヤーと無数のファンを掘り起こすだろう。それらの球団は、もはや1都市に立脚したものではなく、都市名よりも企業名などが前面に出てくるだろう。


・その動きを促進するのがメジャー・リーグに飛び込んでいった外国からの選手たちだが、日本からとなるとホームラン王のタイトル保持者松井秀喜である。彼の持つ「健全性」が、いまの大リーグにその欠陥を気づかせるだろう。健全であってこそ、世界に広げる意味を持つのだ


「大リーグが飽きられる理由」「ステロイド漬けの大リーガーたち」「周辺から崩れはじめたアメリカ野球」「大リーグはアメリカそのもの」「タイカッブとベーブ・ルース」「輝かしき野球黄金時代」「岐路に立つ大リーグ」…など。

なるほどねえ。予言しているなあ。確かに松井はその後MVPを獲ったもんねえ。やっぱり松井はスーパースターだね。野球ファン必読。オススメです。(・∀・)


 


松井秀喜の「大リーグ革命」 (講談社プラスアルファ文庫)