「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「シモネッタのデカメロン」(田丸公美子)

この本は下ネタの本ではありません。「シモネッタ」の本です。(・∀・)!

なぜ、巨漢の50代イタリア人男性が、日本出張のたびに、女性のお持ち帰りに成功するのか?通訳歴30余年、アモーレ(愛)の国イタリアで、著者が見聞したおかしな夫婦や恋人たちのエピソードが満載。愛の向こう側に豊かな文化が見えてくる、人生を楽しむヒントに満ちた大人のエッセイ集。そのエッセンスを紹介しよう。


イタリア人は自分をこよなく愛しており、他人にも愛されたいと強く欲している。そのため異国の初対面の通訳にまで自分のことを語る。「どんなに自分が妻を愛しているか」「妻に愛されない自分がどんなに不幸か」「自分がどんなに女性をよろこばせているか」話題の中心はやはり男女関係である。そういえばイタリア語には〈プライバシー〉という言葉がない。


【小話】

イタリア人ビジネスマンと通訳シモネッタ(ただし三十年前)との会話ー

「ある所に、それはそれは愛らしいバンビちゃんがいました。おてんばバンビちゃんは、蝶々を追いかけているうちに、お父さんたちの群れから離れて森に追い迷いこんでしまいました。困ったバンビちゃん、通りかかったに聞きました。

『私、迷子になっちゃったみたいなの。いつも仲間が集まっている日の出湖の方に行くにはどうしたらいいの?』


猿は、バンビちゃんのつぶらな瞳とつやつや光る毛並みを舐めまわすように見て言いました。


『やらせてくれたら教えてあげる』


バンビちゃんは。一目散に逃げました。次に会ったのはしまうまです。同じ質問をするとしまうまさんも言いました。


『やらせてくれたら教えてあげる』


三番目に会ったのは違う群れの鹿です。やっと教えてもらえると、ほっとしたバンビちゃんは道を尋ねました。ところが何と、この鹿も言ったのです。


『やらせてくれたら教えてあげる』


絶望しかけたバンビちゃんですが、その後出会った動物のおかげで何とか処女のままで無事家族のもとに帰ることができました。さて、この四番目の動物は何だったのでしょう?


「うーん、(しばし考えて)わかりません。降参です。答えを教えてください」


ビジネスマン、にっこり笑って私の耳元でささやいた。


「やらせてくれたら教えてあげる」


思わず「座布団やっとくれ」という代わりに「お布団敷いとくれ」と叫ぶことろだった。


【小話】

イタリアで「セックスが終わった直後何をするか」というアンケートを取った。(・∀・)!

17% タバコを一服する。

13% 水やビールを飲む。

11% シャワーを浴びる。

3% そのまま眠る。

53% 服を着て家に帰る。


このシリーズ、ハマりそうだ。オススメです。(・∀・)!