自分自身のいいところを上げるって案外、ムズカシイよね。(・∀・)
SAでは「長所の創作」っていうワークをやって長所、短所、潜在的長所をリストアップするってやってるけどね。
さてこの本。「あいちゃんは背が低くて走るのも遅くて100点なんて1回もとったことがない。「わたしって、ええところひとつもないなあ」と、ともちゃんに言うと…。何かにつまずいたとき、自分に自信がなくなったときに読みたい絵本」そのエッセンスを紹介しよう。
わたし、このごと おもうねん。
わたしには「ええところ」なんか ひとつも ないって。
「あいちゃんの て すごく あったかい。たぶん クラスで いちばん あったかいと思うわ」
(「てがあったかい」って、わたしの ええところなんや)わたしは うれしくなった
わたしは みんなのてが あったかくなるように
ひとりひとり つめたいてを りょうてで ぎゅっと にぎってあげた そしてともちゃんの番。
ともちゃん「みんなの てを ずっと あたためて あげてたやろ、だから
いまは、あんまり あったかくないねん」
「どうしよう。あっというまに わたしの ええところが なくなってしもた」
うつむいたら なみだが ぽたぽたと ゆかに おちた
ともちゃん「けどな、わたし、あいちゃんの もっと ええところ みつけたよ
じぶんのてが こんなに つめたくなるのに、みんなのてを
いっしょうけんめい あたためて くれたやろ それって、あいちゃんの
ええところや みんなにやさしいのが
あいちゃんの いちばん ええところやと おもうわ」
ともちゃんのても わたしのても
おなじくらい つめたかったけど
わたしは ものすごく あったかいきもちになった。
そしたら またなみだが でてきた
やさしいのは ともちゃんや、
わたしの ええところを
いっしょうけんめい かんがえて
みつけてくれた ともちゃんが
いちばん やさしいんや
わたし きめたんや。
わたしも ともちゃんみたいに
ほかの この
ええところを みつけてあげるねん。
いっぱい みつけて いっぱいいうてあげるねん。
いいなあ!親子で読むととってもいいよね。やさしくなれる本。超オススメです。