「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「戦前の少年犯罪」(管賀江留郎)

この本にはビックリした!まさに目からウロコ。最近、若年層による残忍な事件や凶悪犯罪が増えていると思ったら、昔の方がもっと多かったのかーーー!!!知らなかったーーー!!!(・o・)!!!そのエッセンスを紹介しよう。


小学生が人を殺すようになったのは最近になってからだと、何の証拠もなく思い込んでいる方が不思議と大勢いるようです。例えば昭和35年に小学生12人が殺人罪で補導されています。実際にはむかしの子どものほうがビシバシ人を殺していました。昔の子どもは今の子どもと違って自分を抑えることを学んでいませんから、カッとすると限度がありません。とことんまでやってしまいます。


戦前は銃が身近にあって管理もいいかげんだったので、小学生で銃で人を撃つ事件は頻発していました。さらに銃やナイフ以外にも、当時の小学生は協力な武器を常に身につけていました。


昔の親は、子どもが食べ物を粗末にしてもケンカしてもほったらかしでした放任主義が普通のことで、躾けだとかうるさく云うようになったのはつい最近の話です。


戦前は老人殺しの新聞記事が毎日のように出ていました。あまりに多かったからこそ、お年寄りを大切にしましょうなてことをわざわざ学校で教えないといけなかったんでしょう


戦前のいじめは壮絶でした。女の子に対しても集団で情け容赦なく存分に暴力をふるいます。昔の子どもの限度というものを知りません。


・戦前は教師が非常に尊敬されていた考える人が多いのですが、教師に対する暴力事件は頻発しておりました。卒業式のあとにお礼参りをするというのは戦後も戦前も変わりません。最近はあんまり聞かなくなりましたけど。


・今は若者の自殺が多いと思い込んでいる人がなぜか多いのですが、戦前の昭和10年の10代の自殺率は2005年の三倍、20代の自殺率は二倍以上でした。戦争になると自殺は急激に減るのですが、それでようやく現在と同じくらいなのです。


その他、「戦前は小学生が人を殺す時代」「戦前は脳の壊れた異常犯罪の時代」「戦前は親殺しの時代」「戦前は老人殺しの時代」「戦前はいじめの時代」「戦前は桃色交遊の時代」「戦前は幼女レイプ殺人事件の時代」「戦前は心中ブームの時代」「戦前は教師が犯罪を重ねる時代」「戦前は旧制高校生という史上最低の若者たちの時代」など。


結局、人間は進化していないってことなのだろうか!?(・o・)オススメです。


少年犯罪データベース
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