ときどきお世話になるタクシー。(・∀・)!ありがたいよね。
この本の著者、経営コンサルタントの小宮一慶氏は、全国津々浦々の顧問先を訪問するなか、年間200回以上、これまで2000人をゆうに超える運転手さんたちに出会ってきたのだとか。そのタクシーのなかで見つけた「人生と仕事、経営に役立つ19のヒント」そのエッセンスを紹介しよう。
【人に損をさせてはいけません。小さな得を追う人ほど、大きな得から離れていく】
・出張先の熊本で女性タクシー運転手。メーターが上がっていないのを指摘すると、「いや、私は上げないんですよ。大きな道路に出るまでは」メーターを上げて下さいというと、「20年やってますけど、お客さんで二人目ですよ。メーターを上げてくれって言われたのは」
京都のMKタクシーの運転手も、すぐメーターを上げません。大きな通りに出る交差点の信号が青になって走りだしてからメーターを上げます。違いはわずかです。距離にしてほんの数メートル。変わったとしても100円以下の違いでしょう。しかし、乗客の抱く印象は大きく変わります。
人は誰でも「できれば損をしたくない、得したい」という思いがあります。同時に熊本の運転手さんに感じたように「相手に損をさせたくない」「損をした、と相手をがっかりさせたくない」という気持ちも、本来持ち合わせているのではないでしょうか。これは成功できるかどうかの大きなポイントの一つだと思います。成功している人は、他人のお金をとても大事にします。
【「道を極めた人」とは、自分がわかっていないことは何かを知り、その道の奥深さを知っている人である】
【小さなことをおろそかにする人にプロはいない】
【一人の対応が全体の印象をつくる、「100引く1はゼロ、100引くゼロは無限大」の法則】
ふ、深い…。タクシーに乗るのが楽しみになりました。オススメです。(・∀・)