2015年もあっという間に5日目。ようやく仕事がスタートするね。ワクワク!(・ω<)
さて、本書。韓国、中国、台湾出身の三氏(呉善花氏・石平氏・黄文雄氏)の論客揃い踏み。今年はこの三つの国に関係が良くなるといいよね。そのエッセンスを紹介しよう。
・日本は国交正常化以後、韓国と中国に多大な経済・技術・人的援助を行ってきました。韓国の高度経済成長も、中国の近代的な産業基盤の整備も、日本の援助なくしては達成できなかったものです。しかし1993年、韓国に金泳三(キム・ヨンサム)政権が、中国に江沢民政権が成立しますと、両国は手のひらを返したように強硬な反日政策を取るようになってきました。恩を仇で返すとはまさしくこのことです。どういうわけでこんなことになってしまうのか。日本で長らく定住生活を送っている呉善花(韓国)、黄文雄(台湾)、石平(中国)の鼎談から見えるものとは?
・(黄)誰から見ても日本人ほど歴史に関心をもっている民族はいません。でも私の知っている限りでは、中国人にしろ韓国人にしろ、歴史に関心を持っている人はそんなに多くないですよ。中韓が歴史と言っているのは建前なんです。実は彼らは建前こそが大事なんです。
・(呉)戦前に徴用などで日本にいた韓国人の賠償請求健は、65年の日韓請求権並びに経済協力協定で両国が合意しているように、はっきり消滅しています。以後、韓国政府もこれを認めて意義を唱えることはありませんでした。それが93年からだんだんと変わっていきました。
・(石)開いた口が口が塞がらないというのはこのことです。正常な法治国家、まともな近代民主国家ではあり得ないことです。これでは韓国といくら国家間条約を結んでも、いつひっくり返されるかわからないので、とても信用できません。この国際社会のなかで国家たるものが絶対にしてはいけないことを、韓国は平気でやったわけです。それは相手が日本だからでしょう。韓国では反日となると、法律も何も関係なくなってしまうんでしょうか。
・中国の普通の学者にとって、歴史を書くに当たっての問題は、史実が「あるか、ないか」の問題ではなくて、「あるべきか、ないべきか」、あるいは「あってほしいか、なくてほしいか」なんです。ですから、史実に関係なく、書くべき歴史、書きたい歴史がいくらでも書けるんです。そういうわけですから、そもそも中国には客観的にな歴史はないんです。今の中国で歴史というのは共産党の必要に応じて作り上げられた虚構の歴史なんです。驚くべきことに韓国でもほとんど同じなんですね。