「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「日本を呪縛する「反日」歴史認識の大嘘」(黄文雄)

久しぶりに黄文雄さんの本を取り上げます。

南京大虐殺従軍慰安婦の強制連行など、中国や韓国が次々と捏造して世界に広める日本の「残虐な歴史」。その中韓におもねり、日本の過去を執拗に否定するマスコミや反日日本人たち。彼らが主張する歴史認識のウソと欺瞞を暴くとともに、満州、台湾、朝鮮の近代化や大東亜戦争における日本の多大な歴史的貢献を検証する。中国人、韓国人、反日日本人を完全に論破するための99項目」そのエッセンスを紹介しよう。


反日勢力が糾弾、断罪し、反省とお詫びを求める「歴史的事実」とは、嘘と捏造にまみれている。従軍慰安婦の強制連行や南京大虐殺、「七奪」と言われる朝鮮半島での暴虐、中国侵略…など、日本が犯したとされる非道な犯罪行為は、史実や当時の世界情勢を正確に見れば。すべて捏造かこじつけ以外の何物でもない


・だが、こうした嘘や捏造が大手を振ってまかり通る責任は、日本人にもある。謝罪さえすれば、丸く納まると安易に考え、事実関係もよく調べずに謝罪と反省を繰り返してきたからである。従軍慰安婦の強制の事実がないにもかかわらず謝罪の官房長官談話を出した河野洋平氏、求められもしていないのにおわび行脚を繰り返した村山富市元首相など、その罪は非常に重い。いったいいつまで日本は中国・韓国が押し付ける「捏造された歴史認識」を受け入れるつもりなのだろうか。


絶対、反省や謝罪しない中国政府と、相手が言っていることが正しいかどうかを確認せずに、すぐ「謝罪」する日本とは、じつに好対照的だ。


「大虐殺」「三光」「資源略奪」「強制連行」など、日本軍の悪行として語られる事柄は、もともと中華、朝鮮半島の伝統文化であり、日本の文化にはない。


・そもそも、中国には今日に至るも民意を問うシステムができていない。共産党一党独裁で、国政選挙も行われていない。しかも1989年の天安門事件では民主化を求める学生らを虐殺しその声を封殺しているのだ。にもかかわらず「国民感情」がどうしてわかるのだろうか。中国の国民感情とは、国家指導者個人の感情や思惑なのだと考えざるとえない。


マルクスは、中国を「生きた化石」と称し、中国社会を「密閉された棺桶に注意深く保存されたミイラ」と例えた。フランスのロマン主義者ユーゴは、中国文化を「ホルマリンに保存された胎児」と例えた。ドイツの哲学者ヘルダーは、中華帝国「シルクに包まれて象形文字を描かれ、防腐用の香料を塗られたミイラで、彼らの体内に流れているものは、冬眠ネズミの体内循環と似ている」とこきおろした。西洋人から見た中国人または中華文明とは、この程度のものでしかなかったということである。


なぜアジアで日本だけが近代化に成功したのか?日本と当時の東アジア社会全域(台湾、朝鮮、満州、中国)とは、少なくとも次の5つが異なっていた。


1 内戦、内乱、内紛が絶えなかった。

2 日旱の天災が絶えず、飢饉による流民や餓死者などが噴出した。

3 衛生、医療環境が劣悪で疫病が流行、大量に疫死者がでた。

4 匪賊や武装勢力によって社会が支配され、民衆は兵匪によって二重掠奪された。

5 政治が腐敗し。政争が後を絶たず、民衆は「苛斂誅求(かれんちゅうきゅう)」を強いられた。

日本だけが開国維新後の近代化に成功したのは、長期にわたる江戸300年の超安定社会という歴史的背景があったからである。社会が安定しない限り、近代的経済成長は不可能だ。


日本だけが近代化に成功できたのは、簡単に言えば、日本だけが西洋文明に改宗できたからだ。この改宗運動は、「文明開化」「殖産興業」の形で行われ、日新、日露戦争でその成功が実証された。そして日本は「文明開化」の波動を東アジア世界に拡散することにも成功した。これは日本の資本と技術の創出と、その海外移転に成功したためである。日本の台湾、朝鮮の経営は西洋型植民地経営ではなく、いわゆる内地延長主義に基づいたものだった。だから日本統治下における台湾や朝鮮の近代化は第二、第三の文明開化、日本化だった。日本の資本と技術の移転が内地同様に行われていったのである。


・中国が日本に対して謝罪すべき点


1 近代中国は、清末以来、戊戌維新、立憲政治、辛亥革命、民国成立に至るまで、日本から数えきれないほど近代化建設の恩恵を受けながらも、反日、侮日、排日、仇日運動という、恩を仇で返す忘恩不義である。

2 日中友好、平和互恵で平和友好条約まで締結しながらも、反日、仇日を国是とする「国是心非」(二枚舌)

3 「歴史」「靖国」などを口実に対日内政干渉、独善的歴史館、価値観の押しつけという主権侵害。

4 「南京大虐殺」「三光作戦」……など捏造された歴史を世界に発信する名誉毀損

5 「日本軍国主義復活」など事実無無根の噂を広める不実な宣伝

6 軍拡を際限なく続けることによって、日本へ脅威と恫喝を与え続けた罪。

7 ニセモノ、凶悪犯罪、疫病を世界にまき散らす不見識


中国人は過去を反省することを知らない。「死ぬまで悔い改めてない」という民族性の中国人は、反省は謝罪など絶対にしない。「自分だけは例外」と考えるこの民族にとって「謝罪と反省」は自分がするものではなく、相手にさせるものなのだ。すべて相手が悪いと決めつけ、自分の無謬性を平気で自画自賛するというのが中国人の常套手段だ。歴史の反省とは、謝罪されたものが押しつけられることである。だが、後世はそのことを反省するのではなく、より客観的に歴史を見つめるべきだ。つまり、歴史の反省ではなく省察だ。客観的な省察こそ現在意識から逃れる方法であり、真の歴史を見る精神を養える方法でもあるのだ。


最後の一文が結論だね。「歴史の反省ではなく省察だ。客観的な省察こそ現在意識から逃れる方法であり、真の歴史を見る精神を養える方法でもある

年末年始忙しいけど、こういう本もたまには読むといいよね。オススメです。(・∀・)