「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「食べない生き方」(森美智代)

このタイトル、衝撃的でしょ!?

著者の森美智代さんは、1日青汁1杯50kcalの食生活を17年間、継続、そうほとんど食べないのだ。針灸師として難病の患者をのべ5万人以上治療。あなたの「食生活の常識」がこの一冊から変わる!そのツボとコツを紹介しよう。


・21歳の時、脊髄小脳変性症という4000人に一人という非常に珍しい難病に罹って、余命5年ー長くもっても10年という死の宣告を受けた経験。幸いにして。私は西式甲田療法という断食・生菜食を基本とする超小食の徹底した食事療法と、西勝造先生考案の健康体操によって、健康を回復、死の淵から生還することができました。


「一日一食は聖者の生活であり、一日二食は人間の生活、一日三食は獣の生活である」今の日本では、食べ過ぎで病気になっている人がほとんどと言ってもよいでしょう。


・少食を成功させる三つのポイント

1 人生の目的を持つ
2 ゆっくり全身
3 食べ物は「いのち」だと自覚する


・仏教の世界では、典座といって、食事の支度は、徳の高いお弟子さんである高弟にしか任されない作業でした。料理を作ること自体が重要な仏道修行の一つであったことが道元「典座教訓」にも示されています。


少食にするということは、健康によいだけではなく、心も浄化されます。だから、少食は、神様は喜ぶことでもあるのですね。みんなが少食にして、少なめに食べるようになれば、それだけ動物のいのちも、植物のいのちも殺生をしないですむようになります。それを神様も喜んでくださいます。だから、少食の人には、ラッキーな神様がそばについてくれるようになるのです。


食べ物は、天からいただいた大切ないのちであり、このいのちのおかげで、私達人間も生かされているのだということに気づけば、これからは食べ物を粗末にしたりはできなくなってくるはずです。たとえ一粒のお米、また一枚の菜っ葉に対しても、自然と「ありがたい」ということに気づいたとき、感謝の気持ちで祈りを捧げ、食事をするようになるでしょう。そのいのちは、もとをたどれば、同じ地球に住む仲間だということを理解していますか?少食は、その大切な地球の「いのち」を、なるべく殺生しないですむようになる、愛と慈悲の具体的な表現になります。この愛と慈悲の少食を実行する人が、健康で長生きできるのです。つまり少食とは愛の行為であり、この愛の行為によって、天から幸せを授けられるようになるのです。


・菜食や少食にすることによって、人間の心も変わっていきます。不殺生が常となれば、静寂のうちにも心豊かに過ごすことができるようになります。仲良く分けあい、許し合い、譲り合う世の中になり、誰もが小欲、小惑、小怒となって、煩悩の因も少なくなり、清貧に美しく生きられる。慈愛の心、安らぎと平和の心を持って、武器と兵器を持たない戦争のない世界を目指すことができるのです。

…うーん、スゴイ…まったく正反対の食生活をしているなあ…。(*_*) まずは爪の垢でも飲もうか。いろいろと考えさせれる本。オススメです。(・ω<)