「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「江戸ちえ」(坂野りんこ・西田知己)

時々、江戸時代にタイムスリップしたいと思うときがある。電気も機械もない。しかし、知恵はあった!

この本はそんな江戸時代の知恵「江戸ちえ」をマンガで表現したもの。そのエッセンスを紹介しよう。


・冬にはよく、「手洗い、うがい」と言われますね。ところが江戸時代までは、手よりもまず足を洗いました。旅先の宿でも、到着した旅人にお茶やタバコ盆とともに、ぬるま湯を入れた洗足タライを出すのがもてなし。足から血の巡りをよくして、疲労を回復させるという効果も期待できます。もともと足に土やホコリがつきやすいゾウリやワラジをはいていた時代なので、帰宅したとき足を洗うのは当然といえば当然です。そこから「足を洗う」という慣用句も生まれました。


・ウリの仲間のキュウリ。放っておくとドンドン成長して巨大化します。夏の旅人はよく、そのキュウリをカットして水筒代わりにして携帯し、道すがらポリポリかじってのどの渇きを癒していました。スポーツドリンクと違って、飲み過ぎることもなさそうです。


・江戸時代には、成人男子が日傘を使うのを幕府が禁じることがありました。使ってよかったのはおもに僧侶や医者、女性や子どもたち。僧侶や医者が日射病で倒れるとみんな困るので、彼らは特別でした。女性と子どもは、暑さから身を守るためにOKだったのです。


今日も暑くなりそう!キュウリはいいかも!?オススメです。(・ω<)