「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「いますぐ妻を社長にしなさい」(坂下仁)

先日、ある会でお会いした著者・坂下仁さんは三大メガバンクの1つであるM銀行に勤める、現役の銀行員。つまり「お金のプロ」。

そんな著者がナント借金地獄に陥ったのは5年前。自分の知識や経験を過信するあまり、株取引で取り返しがつかないほどの莫大な借金を抱え、破産寸前まで追い込まれた。そんな彼がわずか5年で数千万円のキャッシュフローと数億円もの資産を持つようになったのだ。実にドラマチック!さあ、たった5年の間に何が起こったのか?

そのヒミツは、主婦をしていた妻に社長に就いてもらい「プライベートカンパニー」を作ることだったのだ。そのエッセンスを紹介しよう。


・結論からいうと、世の中の人々の感謝の気持ちやお詫びの気持ち、それがお金の正体です。社会に何らかの貢献をして、誰かを幸せにした結果として、あなたのもとに集まってくるものがお金なのです。そして、通貨とは「感謝の気持ちやお詫びの気持ち」をわかりやすく「見える化」したものにすぎません。


・自分自身がお金持ちになることを目指しても、必ず限界がきます。その限界を私は「4つの壁」と呼んでいます。節税したくてもできない「税制の壁」、努力が昇給に反映されない「給与体系の壁」、副業を禁止する就業規則の壁」、転職するほど給与が下がる「転職市場の壁」です。


・ではどうしたらいいのか?まずは「自分自身がお金持ちになる」という発想を捨てましょう。代わりに「妻をお金持ちにする!」と決心してください。サラリーマンがお金持ちになることは不可能ですが、じつは夫が妻をお金持ちにすることは意外と簡単です。それは、彼女たちに4つの壁がないからです。


・天才物理学者・アインシュタイン複利は人類史上最大の発見だ」と言った話があるほど「複利」は協力な仕組みなのですが、じつは「節税」とは、その複利マジックよりもさらに強力な資産形成テクニックなのです。銀行員として言わせていただくと、「節税」は世界で一番ノーリスク・ハイリターンな資産形成テクニックだと思います。


プライベートカンパニーとは、私たち個人が身にまとえる「魔法のマント」のようなもので、家族全員が「法人」という特権階級に昇給してしまいます。一家に一枚あるだけで、家族全員がその魔法の恩恵を受けることができるスグレモノです。


夫がサラリーマン、妻が大家という組み合わせは、じつは向かうところ敵なしの最強の組み合わせです。なぜなら銀行から見て、一番信頼できる資産は「人物の信用力」そして「不動産」だからです。


その他、「妻ほど社長に向いている人はいない」「ヒトラーによって閉ざされたお金持ちへの道」「妻が社長になれば生命保険は必要ない」などは特にオモシロイ。読むべし!さあ、妻を社長にするかな!超オススメです。(・∀・)