「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「第二印象で好かれる技術」(西松眞子)

たまにセミナーでお話をするけど、「第一印象というコトバはあるけど『第二印象』というコトバはない!」と。…しかし…そうかあ…こういう切り口があったかあ…。そのエッセンスを紹介しよう。


第一印象は、「自分」のことをどう魅せるかが、どうしても重要になります。自己演出が得意な人向き、だとも言えます。それに比べて、この本で提案する第二印象は、「自分」だけではく、相手の心をつかむ技術といえばいいでしょうか。


・成功している人と、うまくいかない人の差は、まずコミュニケーションをとるときには、「自分」のことだけを考えるのか、「自分と相手」のことという二人称も考えるのかの違いかもしれません。こういった「他者演出」の能力のある人に、チャンスが訪れるのです。


・意識を自分以外の人、意中の相手に向けるという、簡単で効果的な「二人称のコミュニケーション」ができるようになると、驚くほど人づきあいが楽になり、志事も恋愛もうまくいくようになるのです。無理をしない人が自然に成功する。それが「第二印象」なのですから。


・見た目という第一印象に強いインパクトがなかったとしても、次に会ったときに、相手があなたに関心を抱くようになる「きっかけ」があればいいのです。


「名前をフルネームで覚える」「前回会ったときのお礼がきちんと言える」「さらに次につながる新しい話題が提供できる」これらは第二印象として最低限の心得でしょう。気をつけたいのは、自分のアピールではなく、相手のことをあなたがどう感じたのか、を伝えるということです。手紙やメールも2度目以降のやりとりなら、儀礼的な言葉よりも、相手に伝わるメッセージを添えたいもの。そこで「私とあなた」を強調するのです。


・信頼を得るには、ガムより、するめのような人でありたいもの。噛めば噛むほど、味が出てくる。ゆっくり、じんわり。


「第一印象」は、自分を育てる。「第二印象」は相手との関係性を育てる。自分と相手。お互いの距離が近づいたり、時にはぐんと広がったりしながらも、いい関係を築いていきたいもの。


・まず会話を二人称からはじめてみてほしいのです。「あなたは…」と、相手に関心を向けるひと言からはじめると、不思議とどんな人ともすんなり会話をはじめることができ、打ち解けられます。


「あ、ロディアですね、私も同じもの、使ってます」「◯◯◯のケーキ。私も好きです。一緒ですね」あなたと相手の小さな共通点をまず二つは見つけて下さい。「おそろ」の効果は2つ以上からです。


・誤解されがちな「なるほど」には共感の「二の句」を添えましょう。「なるほど…おっしゃるとおりですね」「なるほど…そこは気づきませんでした」「なるほど…よく理解できました」「なるほど…だから成功したんですね」


特に、実践的なのは、「できる人は、なぜハンカチを2枚持つのか」だね。よーし、さっそくやってみよう。オススメです。(・∀・)