衝撃的な内容だった、「お金のいらない国」の第二弾がこの本。
今回は、結婚や家族についてなんだけど、いや〜!考えさせられるなあ…。そのエッセンスを紹介しよう。
・「お金は、払った方は減って、受け取った方がその分増えるんですね。もののやりとりを抜きにして考えて見て下さい。お金は払った額と受け取った額は同額。つまり、プラスマイナスゼロなんです。だからみんながプラスになることはないし、みんなが豊かになることもない。奪い合っているだけなんです。」
・豊かな国は貧しい国から何でも安く買い、貧しい国は豊かな国から高く買う、そんなことを繰り返していけば、貧富の差はどんどん広がっていきますよね。
・お金はね、本来、貯めてはいけないものなんです。貯める人がいなければ、貧しい人も生まれません。
・ここには、あなたが今おっしゃった結婚というものに該当するような手続きは、ありません。肉体的に成熟した男女が、一緒に暮らしたり子供を作ったりしますが、それを第三者が認めたり管理したりするシステムはなく、あくまでも当事者の意思にのみによって行われます。
・「あなたの愛する女性がですね、他の男性と仲良くしてたり、まして子供まで作っちゃったらいやじゃないですか?」
「なぜですか?」
「なぜって……だって好きな人は自分だけのものにしておきたいでしょう」
「自分のもの?自分の好きな人が他の人と仲良くしなければ、自分のものになるんですか?」
「私の国では、一夫一婦制といって、結婚は一人の人としかできない決まりがあるんです」
「あなた方は、よほど決め事が好きなんですね」
「好きっていうか、まあ、別の時代や別の国ではそれ以外の形もあったようですが」
「別の形に決める必要もないと思いますけどね。男と女がどんな関係でいようと、人それぞれでいいんじゃないでしょうか。トラブルが起きたら起きたで、当事者同士が解決すればいい問題でしょう.
私の場合は、今まで生きてきた中で数人の女性と特に親しくなり、子供が出来た人もいれば、できなかった人もいます。今も親しくしている人もいれば、自然に離れていった人もいます。それだけのことです」
おおらからでいいなあ。こんな世界に住んでみたいなあ。オススメです。(・∀・)